ごましお(@okowa1215)です。
4月16日に2024年4月の「IMF世界経済見通し」が発表されました。
IMF世界経済見通しは、毎年4月と10月に世界経済に関する予測が公表され、1月と7月にデータを更新した改訂版が公表されます。
4月の発表をすっかり忘れていて、1ヶ月近く経ってから確認することに(涙)
日々の相場に振り回される必要はありませんが、インデックス投資家にとってはこの「IMF世界経済見通し」は重要な資料です。
さっそく確認しましょう!
2024年の見通しを上方修正?!
経済成長率の予測について、2023年の実績と2024年の予測を上方修正しています。
( )内は前回予測。赤字が上方修正。
世界経済の成長率予測は3.2%であり、成長が継続する見通しです。
先進国は前回予測では、2024年が成長率の鈍化が予測されていましたが、今回発表では成長が加速する見通しに上方修正されました。
反対に新興国や発展途上国の成長は4.3~4.2%と高いものの、鈍化していく見通しとなっています。
IMFは、
世界経済は着実に回復しているが、ペースは遅く、地域によってまちまちである
2024年4月 世界経済見通し
と評価しており、特に中国やその他の新興市場国の成長見通しが弱いとしています。
世界のインフレ率は、安定的に鈍化していく見込みです。
それに伴って利下げが各国で始まれば、株式にはポジティブな影響がありそうです。
また、利下げによって債券価格は上昇しますし、金利差から急激な円安になっていることを考えると、円安の解消も進む可能性があります。
どちらにしても、私たちにとっては嬉しい傾向です^^
米国の下降具合は??
地域別の成長率予測を確認してみると、
米国の2024年の予測が大きく上方修正されましたが、2025年には成長が鈍化するとの見通しはそのままです。
アジアの新興市場と発展途上国も緩やかに鈍化傾向です。
その他の地域は成長していく見通しですが、特にユーロ圏については前回よりも下方修正されています。
この見通しのとおりだとすると、米国株は2024年と2025年では大きく様子が変わる可能性もありますね。
この点はちょっと注意しておきたいところです。
インデックス投資の継続は問題なし!
各地の成長見通しを見てみると色々ありますが、世界経済としては2024~2025年は安定的に成長する見込みです。
世界各国の株式に分散投資するオルカンであれば、問題なく世界経済の成長を取り込んでくれるのではないでしょうか。
もし米国の成長が鈍化し、その分他国の伸びが大きかった場合でも、オルカンであればその時々の世界経済の現状を反映してくれます。
ここが、S&P500に投資した場合と比較してオルカンが優位な点です。
まだまだ米国最強は継続するとは思いますが、いつ世界のバランスが変化しても対応してくれるオルカンが、やっぱり投資先としては正解です。
最後に
「IMF世界経済見通し」を簡単に確認してみました。
世界経済は今後も問題なく成長を継続するとの内容でした。
インデックス投資を継続してまったく問題なし!
投資の利益もこのまま右肩上がり!ってなってくれたらよいのですが、そうならないのが相場の世界。
短期的にみればある程度の調整や下落、もしかしたら暴落がやって来るかもしれません。
そんな時でも長期的に見てみれば、世界経済の成長にともなってオルカンも必ず上昇していきます。
自身を持ってオルカン保有を継続しましょう!
次回は7月に今回のデータの更新版「世界経済見通し」が発表されます。
忘れずにチェックしましょうw
ちょっとした下落で退場しちゃうと、世界経済の成長の恩恵を受け取れませんよ!
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