ごましお(@okowa1215)です。
株式投資のプロによると「新NISAに限らず誰もが株式投資をやった方が良い」らしい。
それはどうして?
投資のプロって誰??
今回の記事を書いたのは、株式会社ソーシャルインベストメントの川合一啓さん。
ネットで川合一啓さんを調べてみると、
株式会社ソーシャルインベストメント 取締役CTO
2013年、現在につながる株式投資手法に出合い、ソニーグループで会社員をしながら200万円を元手にトレードを開始。2014年には専業トレーダーとして独立し順調に資産を伸ばす。2016年、わずか1ヵ月で全財産3,000万円をなくし、タクシー運転手として再就職、再び兼業トレーダーとなる。2017~2018年、年利300~400%達成。2019年、株式会社ソーシャルインベストメントにて、多くの教え子を稼げるトレーダーへ導くべく活動している。
トレーダーを要請する会社で先生をやってる人なんでしょうか?
個人としてもトレーダーとして活躍されているようですね。
私は、こういった記事を読んでみる時には、書いている人がどんな人なのかを必ず調べてみます。
投資のプロといっても十人十色。
今回の川合一啓さんは、トレーダーとして記事を書いています。
トレーダーとは、一般的には国内外の株式・企業の発行する社債や為替相場、地方公共団体の発行する債権及び国債を売買する人たちのこと。
私たちインデクス投資をする個人投資家とは、ちょっと立場が異なることに注意が必要です。
誰もが株式投資をやった方が良い理由は?
記事の題名にもなっている「誰もが株式投資をやった方が良い」理由を筆者は3点あげています。
- ちゃんとやればちゃんと稼げる
- ビジネスや経済の勉強になる
- 正しい決断をする力が身につく
ちゃんとやればちゃんと稼げる??
筆者によると、株式投資は元本が保証されず怖いと思うかもしれないが、「ギャンブル」とは違い元本が一瞬でなくなることはない、と言います。
多くの専門家(?)が株式投資なんて「ギャンブルだ!」って言っている中で、筆者はそうではないと言います。
なぜギャンブルではないかというと、そもそもギャンブルは期待値が100%未満であり、長くやればやるほど平均的には損をします。
反対に株式投資の期待値は100%以上であり、長くやればやるほど平均的に得をするものだからです。
⇧こちらの総務省の資料によると、日本におけるいわゆるギャンブルの還元率(≒期待値)は次のとおり。
宝くじ | 公営競技 | サッカーくじ | |
---|---|---|---|
実効還元率 | 45.7% | 58.5% | 49.6% |
宝くじやサッカーくじは、当たれば大きいと思われていますが、期待値が50%を下回りますので買えば買うほど損をすることが確定しています。
宝くじが「愚か者に課された税金である」と言われる所以ですね。
その点、株式投資の期待値は100%を超えているので、(平均的には)得をします。
ただし、
ちゃんと勉強し、自分を律して冷静に売買をすることが、その条件となります。何の勉強もせずに始めたり、熱くなって一時の感情に任せた売買をする人は、結局損をしてしまうでしょうから、注意が必要です。
「新NISA」があってもなくても「誰もが株式投資を始めたほうがよい」と言い切れる3つの理由【株式投資のプロが解説】
と筆者が言うように、ただただ株式投資をすればよい訳ではないので注意しましょう。
ビジネスや経済の勉強になる?
たとえば買う銘柄を決める際には、どういう業種があるのか、どういう会社があるのか、それぞれの会社のビジネスモデルはどう違うのか、それぞれの会社の決算書の数字はどうなのか、などを自然と考えるようになるでしょう。 また、円安だから輸出が伸びそうだ、円高だから輸入の負担が減るだろう、金融緩和で景気がよくなりそうだけど逆に銀行は苦しくなるかもしれない、などとマクロ経済のことも考えるようになるでしょう。
「新NISA」があってもなくても「誰もが株式投資を始めたほうがよい」と言い切れる3つの理由【株式投資のプロが解説】
ん~、おっしゃる通り、ごもっともw
特に個別株銘柄に投資をする人にとっては、これらのビジネスや経済、マクロ経済の勉強は必須になってくるでしょう。
私は現在個別株には投資していませんが、アベノミクス華やかな頃は個別株がメインでした。
ありがたいことにテンバガー銘柄にも出会うことができました。
個別株投資を行うなら、これらビジネスや経済全般の勉強も当然必要ですが、なにより財務諸表の読み込みが重要です。
決算書(貸借対照表、損益計算書、C/F計算書)を読み込むことは、その会社が現在どのような状態なのかを理解することです。
たまに個別銘柄ランキングの上位から買っているなんて公言している人がいますが、それは止めた方が良いです。
そんな銘柄は、実は重大な問題が内部で起きているかもしれません。
それを事前に見抜けないと、暴落で資産を失ってしまう可能性がありますからね。
正しい決断をする力が身につくから?
完全に株価の動きを予測することなど、不可能です。しかし、高い確率で上がるだろうと思える株を買い、実際にそれが値上がりすることは珍しくありません。そして、優れた投資家ほどそういった決断をできることが多く、ハイペースで運用資産を増やしています。 完全に株価の動きを予測することはできませんが、成功確率が高いという意味でなら「正しい決断」をすることができます。株式投資をすることで、そういった力も身につくのではないでしょうか。
「新NISA」があってもなくても「誰もが株式投資を始めたほうがよい」と言い切れる3つの理由【株式投資のプロが解説】
株式投資における「正しい決断」というのは、値上がりする銘柄を選ぶということ??
完全に株価の動きを予測できないけど、「正しい決断」をすれば動きを当てられる??
ん~、ちょっと何をおっしゃりたいのか私には理解できませんでしたw
しかも筆者は、続けてこんなことを言っています。
実は人間は、人生の様々な局面で、「賭け」のようなことをしています。~中略~
しかしそれは、株式投資も同じです。ですから、株式投資によって成功確率が高いという意味での正しい決断をすることが身につけられれば、人生においても何らかの役に立つのではないでしょうか。
「新NISA」があってもなくても「誰もが株式投資を始めたほうがよい」と言い切れる3つの理由【株式投資のプロが解説】
さっき「株式投資」と「ギャンブル」は違うと言っていたのに、、、
誰を対象にした記事なのか?
さて、今回は「誰もが株式投資を始めたほうがよい」という記事を紹介しました。
しかし、内容を読んでみると決して「誰にでも」当てはまるものではないようです。
投資はギャンブルではない!
株式投資はギャンブルではない!という主張には大賛成です。
多くの経済に詳しいと思われる専門家(?)が、投資はギャンブルだと決めつけることに違和感がありました。
しっかりとした知識を持って行えば、投資は決してギャンブルではありません。
趣味として行うのか?
株式投資を行うことで、自然にビジネスや経済に目が向くようになることもあると思います。
ビジネスや経済に詳しくないと、個別株投資では勝てるようにはならないでしょう。
勉強して銘柄を選び、タイミングを見て購入し、利益確定をする。
それを趣味としてやる人には良いですが、多くの人にとって投資は趣味ではないと思っています。
株式投資と資産運用
私は従来から株式投資と資産運用は、似ているけど違うものだと考えています。
どんな株をいつ売買するかを考えて実行し、利益を積み上げていくのが株式投資。
将来の金銭的な不安を解消するために株式に投資し、資産の最適化・最大化を目指すのが資産運用。
もちろん短期的な売買によって、利益を積み上げて資産を最大化し、将来のお金の不安を解消する人もいるでしょう。
しかし、そのためには株式投資に多くの時間と情熱を傾けなければなりません。
一般的な人にはそんなに多くの時間も、傾ける情熱もありません。
だからインデックス投資!
著者も記事の中で、
なお、そこまで本気になれないという人でも、手数料の安いインデックスファンドを買って保有し続ければ、それなりの稼ぎが期待できるでしょう。 経済も株式市場も長い目で見れば成長し続けていますので、日経平均株価やアメリカのS&P500などの株価指数に連動する手数料の安いインデックスを買って保有し続けることで、その成長の恩恵を受けることができます。
「新NISA」があってもなくても「誰もが株式投資を始めたほうがよい」と言い切れる3つの理由【株式投資のプロが解説】
と言っていますが、著者が今回の記事で対象にしていないであろう「本気になれない人」、すなわち大多数の私たちこそ「手数料の安いインデックスファンド」を買うインデックス投資をすべきなのです。
インデックスファンドをいかに積み上げるか?!
株式投資について、多くの人のイメージはきっと次のようなものです。
- ビジネスや業種、マクロ経済の分析から有望な銘柄を選択する。
- 経済の勢いや会社の業績等を見て、購入のタイミングを計る。
- 値上がりしたならば、良いタイミングで利益確定をする。
- 次の銘柄を選ぶ。
そしてそれを実行するためには、多くの時間と手間、そして情熱を傾けなければならないのは、上で述べた通りです。
しかし、そんな時間も情熱もない私たちインデックス投資家がやるべきことは異なります。
- 低コストのインデックスファンドを選ぶ
- そのファンドを積み上げる
- 可能な限り長期に保有する
これだけです。
⇧マイインデックスさんの「過去97年の市場暴落と回復年数」より。
1925年に100だった株式は、100年後の2024年には100万を超えています。
この図を見て成功するために必要なことは、いかに図の左側(早い時期)に株式を購入したか?です。
右肩上がりに上昇している株式(インデックスファンド)を、ビジネスや経済、相場の勢いなど関係なしにとにかく積み上げること。
これこそが、私たちインデックス投資家が集中すべきことです。
無駄なことに時間と情熱を傾けない!
インデックス投資家である私たちは、いかにインデックスファンドを積み上げるかに集中すべきです
- ビジネスや業界、経済について勉強すること
- 円安や円高、株価の高値・安値のタイミングを見定めること
- 毎月のように新規に販売される金融商品を分析すること
- 専門家(?)の意見に惑わされること
- インデックス投資なんて儲からない!と言った妄言を信じることw
- オルカン信者は出世しない!なんて罵詈雑言を真に受けることw
⇧こんな無駄なことに、私たちは貴重な時間を割くべきではありません。
それよりも、
- 日常生活で無駄にお金を浪費していないか?
- 無駄な保険に加入していないか?
- 大して使わないサブスクの契約をしていないか?
- バカ高いスマホ代を払っていないか?
⇧こういったことを不断に改善することによって、1円でも多くのお金を捻出しインデックスファンドを購入する。
そして可能な限り長期にインデックスファンドを保有し続ける。
これこそがインデックス投資で成功する秘訣です。
最後に
今回は、「株式投資のプロの記事」からインデックス投資の原点を思い返してみました。
投資が趣味でも好きでもない人こそ、すなわち大多数の人こそインデックス投資をやった方が良いと思います。
そうすればきっと、将来の金銭的な不安は少しでも解消されると信じています。
私がブログのテーマにしているのは資産運用です。株式投資はその中の一部です。いかに資産を最適化するのか?それが問題です。
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