ごましお(@okowa1215)です。
本日のニュースで「老後4000万円問題」が話題になっていました。
金融庁が「老後30年間で夫婦で約2000万円が不足」との資産を出して「老後2000万円問題」が一世を風靡したのが2019年。
約5年が過ぎて、最近は「老後2000万円」なんて話はめっきり聞かなくなりました。
でも、実は2000万円なんかじゃ足りない!
倍の4000万円必要だ!!
って言われたらどうしますか?
20年後には「4000万円必要!?」
現在40代後半に突入した私としては、リタイアするであろう20年後には老後に「4000万円必要」問題はかなりリアルな話。
4000万円の根拠は、毎年(去年のインフレ率3.1%を上回る)3.5%で物価上昇が継続した場合、20年後には必要なお金が2000万円から4000万円に倍増するということ。
この計算したFPの人によると、
「自分の老後に必要な金額を考えるのが大事。ただ物価の上昇はみんなに影響するので、物価が上がると(老後資金の)準備額も増えていくことは、早めに意識しておかないといけない。できればちょっと強気の目標を掲げておかないと、気がつくと物価が上昇して、足りなくなったということもありえますね」
FP山崎俊輔氏の話
「ちょっと強気の目標」という言葉を使っていますので、4000万円というのは最悪の状況を想定した金額なのかもしれません。
衝撃?当然??
老後2000万円問題が一世を風靡してから、すでに5年が経過しています。
もしかすると多くの人が、この問題を忘れていたかもしれませんね。
なので、このニュースに触れると衝撃を受ける人が多そうです。
「え?そんなに必要なの?」
「前は2000万円って言ってなかったっけ?」
なんて反応が予想できます。
しかし、数十年続いた日本のデフレ経済も、昨年あたりからインフレに変わってきています。
(そもそもデフレだったのは日本だけw)
だとしたら5年前の2000万円が、今は額が増えているのは「当たり前のこと」です。
デフレマインドからの脱却!
亡き安倍総理が良く言っていましたが「デフレからの脱却」と共に、私たち日本人に必要なのは「デフレマインドからの脱却」です。
「安くて良いもの」
この言葉は、デフレが数十年続いた日本でしか聞けない言葉です。
「安いものは悪いもの。良いものは高い。」
これが世界の常識でしょう(多分)。
デフレマインドから脱却して、「質の高い商品やサービスは、高い報酬を払うのが当然」といった(世界の?)常識的な認識を持つ必要があると思います。
そうしないと、いつまでたっても私たちの給料は上がって行きません。
インフレ下での資産運用は?
インフレが続く世界での資産運用はどうしたらよいでしょうか?
インフレの下では、どんどんお金の価値が下がっていってしまいます。
ですので、現金や預貯金ではない価値が上昇する物にドンドン換えていく必要があります。
当然、それはリスク資産になります。
デフレからインフレに変わったことをいち早く見抜いて、準備して実行した人だけが報われる、そんな世の中になっていく可能性が大です。
老後4000万円問題を解決するには?
現在40歳として、リタイアする65歳までに4000万円準備するシミュレーションをしてみます。
⇧利回りは控え目に4%。初期費用は0円にしてみました。
毎月8万円程度をリスク資産に積み立てれば、25年間で4000万円達成です。
仮に今貯金が500万円あって、それを一括でリスク資産に突っ込んだ場合なら、毎月の積立額は5万円ちょいです。
4000万円という額は、インパクトを狙うためにちょっと多めに見積もっていることも否定できません。
しかし、どちらにしても早くから目標を決めて、準備をすることに越したことはありません。
最後に
老後問題が本当に4000万円に値上がりしているとしたら、新NISAの限度額1800万円を満杯にしても不足してしまいます。
そのことに多くの人は、もしかしたら気づいていないのではないでしょうか?
その時になって「こんなはずじゃなかった!!」って思うのか?
それとも「そんなの当然だよね!」と思って準備を始めるのか?
人生で一番若い今が決断をする時だと思いますが、いかがでしょうか?
こないだは2800万円って言ってましたよね?次は5000万円を超えてくるかもねw
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