暴落で新NISAやめたら後悔する?10%下落の今こそ学ぶべき投資の本質

資産運用の考え方
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ごましお(@okowa1215)です。

新NISAがスタートして以降、株価は順調に右肩上がり。

「資産が増えてウキウキ!」という方も多かったのではないでしょうか?

そんな中……
ここに来て、ついに本格的な下落がやってきました。

日経平均株価は、42,000円超えを達成した後、約10.8%下落しています。

ネットの声
ネットの声

「新NISAがおすすめって言ってたのに…ウソだったの?」
「騙された!もう株なんてやらない!」

そんな声がネットでもチラホラ。

でも、ちょっと待ってください!

資産運用では、こんな“下落相場”を乗り越えなければ、リターンを得ることはできません。

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日経平均は調整局面入り!

ここ最近の主要株価等の下落状況を確認してみました。

株価、為替の変化率は?

株や為替の変動を見るときは、「金額」ではなく「率(%)」で見るのが大事です。

以下は、各主要指数の直近高値からの下落率です。

指数・通貨変化率
日経平均-10.8%
NYダウ-1.5%
S&P500-3.7%
ACWI(全世界株)-3.3%
オルカン(全世界株・為替込み)-8.0%
ドル円-4.9%円高

→ アメリカ株よりも、日本株やオルカンの下落率が大きいですね。

これは、円高の影響を大きく受けているからです。

「調整局面」とは?

一般的に、直近高値から10%以上下落すると「調整局面」入りと言われます。

  • 日経平均:調整局面入り
  • オルカン:8%下落(このまま行くと調整入りも…)

一方、米国株やACWIはすでに切り返している状況です。

ただし、オルカンは「株価 × 為替」なので、円高だけでも価格が下落します。

この仕組みは理解しておきましょう。

ベアマーケット(弱気相場)とは?

では、もっと深刻な下落、つまり「暴落」はどう定義されるのでしょうか?

バンガード社の定義によると、

・株価が20%以上下落
・それが2か月以上継続

この条件で「ベアマーケット(弱気相場)」入りとされます。

ちなみに、過去42年間(1980〜2022年)で9回発生。

つまり、4~5年に1回は20%以上の下落が起きているということです。

↑Discipline may be your best defense in market downturns

過去の歴史から学ぼう

「今回の下落は20%以上になるの?」「このまま暴落するの?」

そんな不安を感じている方も多いでしょう。

でも、ちょっと過去を振り返ってみましょう。

マイインデックスさんの「過去97年の市場暴落と回復年数」によれば、

過去97年間で20%を超える暴落は8回
→ 約12年に1回の頻度です。

長期チャートを見てもわかる通り、株式市場は何度も暴落を経験しています。

でもそのたびに必ず回復し、高値を更新してきました。

どうやって下落を乗り越えるか?

ではそんなつらーい下落を乗り越える方法って何があるんでしょうか?

相場を見ない!

一番簡単な対処法は、相場を見ないことです。

毎日持ち株の株価をチェックしてしまうと、下落している間はどんどん損が膨らんでいくのを目の当たりにしてしまいます。

そして不安になっていろいろ考えてしまいがちです。

  • どこまで下落してしまうんだろう?
  • 一回利益確定して逃げたほうがいいかな?
  • このままどこまでも下落したら、私の資産がなくなってしまう!
  • 新NISAなら大丈夫って言ってなかったか?騙された!!
  • もう2度と株なんか買わない!

長期投資をしようと株を買ったのならば、毎日頻繁に株価をチェックすることにメリットはありません。

相場のことなんて忘れて、自分の好きなことに時間を使うのが賢明です。

歴史を知る

過去の株価の歴史を確認するのもおすすめです。

全世界株や米国株は、過去何度も暴落に見舞われてきました。

しかしそのたびに不死鳥のように復活し、高値を更新し続けています。

1970年からのNYダウのチャートです。

何度も下落していますが、そのたびに下落を乗り越えすごい勢いで右肩上がりなのがわかります。

だとしたら、今の下落だって同じこと。

ちょっと我慢していれば、きっとまた高値を超えていきます。

株価の下落は“利益の源泉”

バンガード社の分析でもこう言われています:

Dramatic market losses can sting, but it’s important to keep a long-term perspective and stay invested in order to participate in the recoveries that typically follow.

Some bear markets since 1980 have been sharp, but many bull market surges have been even more dramatic, and often longer, leaving stock investors well compensated over the long term for the risk they took on.

劇的な市場損失は刺すようなものだが、長期的な視野を持ち続け投資し続けることが、一般的にその後の回復に参加するために重要である。

1980年以降の弱気相場は急激なものもあったが、強気相場の急騰はもっと劇的で、しかも長引くことが多かった。

Discipline may be your best defense in market downturns

弱気相場よりも、その後の「強気相場の急騰はもっと劇的で長引く」と分析しています。

そしてその強気相場に乗り遅れないようにするためには「投資し続けることが重要」としています。

すなわち、弱気相場が来たからと言って株を売って逃げてしまったら、その後の爆上げを享受できないのです。

株価の下落こそが将来の利益の源泉だと思いましょう!

そもそも10%程度の下落は単なる調整だ!

私が好きなピーター・リンチ曰く:

「株式市場は2年に1回は10%下落する」

つまり、オリンピックよりも頻繁に下落が来ているんです。

新NISAで投資を始めた方にとっては初めての経験かもしれませんが、
ベテラン投資家にとっては、「また来たな」くらいの感覚

今後も投資を継続していけば、頻繁に起きる当たり前のことなのです。

いちいち心を乱されて右往左往する必要はありません。

ベテラン投資家
ベテラン投資家

あ、また来たのね。まあちょっとすれば元に戻るでしょ!

って思うくらいでちょうどよいのです。

ベテラン投資家
ベテラン投資家

もっと下がったら追加投資してやるわ!

ぐらいの強気で乗り越えていきましょう!

ただし!

ここでお伝えした内容は、

全世界株(オルカン)や米国株など、インデックス投資をしている方向け

です。

  • アクティブファンド
  • レバレッジ系ファンド
  • 新興国などのテーマ投資(例:インド)

これらは下落後に戻らない可能性もあるので、自己責任での判断が必要です

私がおすすめしている「オルカン」であれば、全く問題ありませんので強気で保有しつづけましょう!

最後に

新NISAが始まって以来、初めての本格的な下落

でも、10年後、20年後から振り返れば、ただの誤差にすぎません。

一番もったいないのは、今回の下落で怖くなって投資をやめてしまうこと。

調整や下落はこの先も何度も起きますが、それらがあるからこそ劇的な株価の上昇もあるのです。

その上昇の利益を余すところなく享受できるのは、逃げずに相場に居続けた人だけです。

常にそのことを忘れずに資産運用を継続していきましょう!

ごましお
ごましお

オルカンの下落率が20%を超えてきたら、ドカーンと大きく買い増ししましょうかね〜。
……でも、フルインベスト中だからそんな資金なかったです……残念( ;∀;)

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