友達がいないから孤独?いえいえ、お金がないから孤独なんです!

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ごましお(@okowa1215)です。

ちょっと気になる記事があったので取り上げてみます。

孤独とお金の関係って?

孤独死が年間8万人以上?

今回のちょっと気になる記事は☝こちら。

日本ではとっくに皆婚時代ではなくなって、独身のまま老後を迎える人が多くなってきています。

職場の同僚や学生時代の友人なんかを見てみると、やっぱり結婚している人って半分くらい?のような感じです。

昭和世代のおっさんからすると、妙齢になったらみんな結婚して家庭を持つのが普通だ!なんて思っていたのが懐かしい。

で、今後増加が見込まれているのが「孤独死」ですね。

「家族や友人に恵まれていたところで、どうせ死ぬ時はひとりだから!」という言葉は、我が家の奥様の名言wですが、誰にも気づかれずに亡くなる人は確実に増加するでしょうね。

全国で「孤独死」した人数は、年間で8万人を超えるそうです。

長期休暇終わったあとに、職場の独身の先輩が出勤してこなかったら「孤独死」を疑うべきかもしれませんねw

家族や友達がいないから孤独ではない!?

内閣府に孤独担当室が設置されて「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査」ってのが過去3回実施されているそうです。

「未婚」や「友人なし」よりも経済的ゆとり!

それによると「孤独」を感じる割合が最も大きい属性が「経済的ゆとりがかなり苦しい」という結果に。

↑この表の一番右が「経済的ゆとり」ですが、ゆとりが「とてもある」と回答した人で孤独を感じる人の割合が15%程度です。

対してゆとりが「かなり苦しい」と回答した人の実に35%以上が、孤独を「常に・時々感じる」と答えているんだとか。

未婚であることや、家族以外との会話の頻度が「とても少ない」人(友人がいない人?)よりも、お金が無いことで孤独を感じている人の方が多いという結果に。

30~50代の貧乏な男性が!

経済的な苦しさにフォーカスした質問では、男性の30~50代、女性の20代で経済的に苦しい人たちが孤独を最も感じている結果になっています。

孤独感に影響を与えたイベントという質問でも「生活困窮・貧困」が男女の1位になっています。

人間関係や失業、一人暮らし、家族との離別・死別よりもお金の無いことが上回っている結果って、みなさん驚きませんか?

毎日の生活が安定してこそ!

今回の記事の筆者は、この孤独と経済的なゆたかさの問題を次のようにまとめています。

ちなみに筆者の荒川 和久(あらかわ・かずひさ)氏「独身研究家」という珍しい専門家です。

もちろん「金さえあれば人は孤独に苦しまない」なんて乱暴なことは言いません。逆に「裕福な人間は孤独にならない」という話でもない。

しかし、「貧すれば鈍する」といわれるように、「金がない」という環境は、人間のあらゆる行動を委縮させる。何もしたいと思わなくなる。失敗したくないと思う。面倒くさいと思う。自分の姿形すらどうだっていい。そんなもの気にしていられないと思う。自分のことすら気にしない人間は他人のことを気にしたり、心配したりする余裕もなくなる。そうした状態に陥ってしまうと思考の視野が狭くなる。精神的にも閉じてくる、病んでくる。

もし、そうした状態を「孤独に苦しむ」ということだとするならば、それを解決するのは個々人のコミュニケーション力や性格など属人的な問題ではなく、せめて毎日を心配しなくていいお金という経済環境の話だったりするのではないでしょうか。

年間8万7000人ペースで孤独死が進んでいる…政府が知らない「中年独身男性が孤立を深める本当の要因」

確かにお金がないと出来ることは限られてしまいます。

孤独を癒そうと恋人を探したり、結婚して家庭を持とうとしても、経済的な余裕がなければ躊躇してしまうでしょう。

また、食べ物に気を使わなくなったり、外出しないことで運動不足になってしまったり。

お金が無いために孤独を感じて、結果健康も害してしまう。

お金が無いことのデメリットはかなり大きいと言わざるを得ませんね。

TO DOよりTO BE

遥か昔の大学時代に恩師が言っていた言葉で、人間には2つの欲望があるというのを覚えています。

1つは「TO DO」=何かをしたい、成し遂げたい、実践したいという欲望

もう1つは「TO BE」=存在したい、生きていたいという欲望

当然この2つのうち、より根源的なのは「TO BE(生きたい)」という欲望ですよね。

で、この「TO BE(生きたい)」という欲望が満たされてこそ、もう一つの「TO DO(何かをやりたい)」という欲望が湧いてくるんだそうです。

そう考えてみると、日々の生活に困窮して疲れている人は、「TO BE」が満たされていないことで「TO DO」の感情が沸き上がってこないのかもしれません。

そして、どんどん回りから取り残されていると感じてしまう。

その結果が「孤独死」一直線だとしたら、こんなに悲しいことはありませんね。

お金で解決できることはお金で!

筆者も言っているように「金さえあれば人は孤独に苦しまない」なんてことにはならないと思います。

しかし、お金があれば多くの問題が解決することは間違いありません。

お金で解決できるような問題は、解決方法がわかっているのですから対策の打ちようもある訳です。

私としては「新NISAでオルカンを!」ぐらいしか解決方法が思い浮かばないのですが、もっと大きなレベルで対策すべき問題に感じます。

「経済的なゆとり」も「孤独」であることも「自己責任だ!」っていって何も対策をしなければ、これからどんどん「孤独死」する人が増えてしまいますから。

ごましお
ごましお

「お金があること」と「経済的にゆたか」であることは同じではないですよね。でもお金が無いよりあった方がいいのは間違いない!?

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