日経平均株価ブラックマンデー以来の下落!!オルカンは売却して逃げるべき??

気になるニュース
スポンサーリンク

ごましお(@okowa1215)です。

1987年10月20日に発生したブラックマンデー。

当時、日経平均株価は1日で3836円も下落しました。

本日、2024年8月2日(金)の日経平均株価の値下がり幅が2216円となり、ブラックマンデーに次ぐ史上2番目となりました。

あなた
あなた

大変だ!早く持ち株売って逃げなくちゃ、資産がなくなっちゃう!!

なんて思っている人がいるかもしれませんね。

こんな時ってどうしたらいいんでしょうか?

下落幅は大きいが下落率は??

日経平均の過去の下落幅(1日でいくら下がったか?)を確認すると、確かに今回の「2216円安」は史上2番目です。

しかし、ちょっと考えれば理解できますが、元の金額が違うものを「値幅だけ」で比較しても何の意味もありませんよね?

金額が違うものを比べる場合は、、、?

10000円が2216円下落して7784円になる。

10000円が3836円下落して6164円になる。

↑この2つなら比較することができます。

元の金額が同じですから、下落幅が大きいほうがダメージやインパクトは大きいです。

しかし、今回のように日経平均株価の元々の金額(始値)が違うものの場合には、「率」で見なければ比較はできません。

確認してみましょう!

1987年10月20日のブラックマンデーでは、14.9%下落しました。

対して2024年8月2日(今回)は、5.81%の下落です。

ね?まったく印象が異なりませんか?

下落率でみると歴代20位にも入らない!

↓こちらのサイトで日経平均の過去の上昇・下落記録が確認できます。

これによると、1位のブラックマンデーから、20位の2008年のリーマンショック時の下落までランキングされています。

20位でも6.53%の下落ですから、今回の5.81%は20位以内にも入りませんね。

どうですかね?

確かに値幅は歴代2位に間違いはありませんが、ちゃんと率で比較してみるとそんなに心配にはならないのではないでしょうか?

こうやって踊らされる投資家たち、、、?!

テレビやネットのニュースではインパクトが大きいほうが人々の目に留まりますから、今回の下落も大きく報道されています。

でも重要なのは、そんな表面的なニュースの字面だけで右往左往するのではなく、本質的に重要な点を見逃さないことです。

特に経験の浅い投資家からすると、ちょっとのニュースも気になってしまいがちです。

しかし、それに踊らされてバタバタと慌てて動いてしまうと、きっと良い結果は出ないと思います。

自分の投資したお金がなくなってしまいそうで「怖い」と感じる人も多いと思いますが、ここは冷静になって静観が正解です。

冷静に今の状況を確認しましょう!

オルカンを例にとって今の状況を確認してみましょう!

オルカンの値段は「株価×為替」!

ここ最近のドル建てのACWI(オルカンの元)を確認します。

↑直近の高値から約3.3%下落しています。(8月1日現在)

為替(ドル円)の状況です。

↑直近の高値(162円)から149円まで約8%下落しています。

こうやってみると、やっぱりドル円が円高に振った影響が大きいですね。

オルカンの状況も確認すると?!

↑オルカンも直近高値(27282円)から24475円まで約10.3%下落しています。

見事に株価の下落と為替の円高の「ダブルパンチ」を受けています( ;∀;)

純資産総額も一時は4兆円を突破していましたが、反転下落し3.8兆円を割り込んでしまいました。

んー、円高恐るべしですかね?

2024年1月から現在までの状況は?

新NISAで投資を始めた人を念頭に、2024年1月から現在までの状況を振り返ってみます。

オルカンは年初に20756円でした。

その後、順調に右肩上がりで値上がりを続けて、7月11日には直近高値の27283円になります。

この間、約31.5%の上昇です。

そこから、現在まで約10.3ポイント下落していますので、大体年初からプラス20%だということですね。

100万円をオルカンに投資していたとすると、一時130万円まで値上がりしたけど、最近は120万円になっちゃったってことです。

これってどうですか?

急いで売ったり、逃げたりする段階ですかね?

私たちはどこを目指すのか?

確かに、ここ最近はちょっと調整局面になっているオルカンです。

でも私たちが目指しているのは、こんな近場ではないんですよ。

過去30年間オルカンを保有し続けたとしたら、100万円は1600万円以上になっています。

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI) (円)

高々20%とか30%とかの話ではないのです。

しかも、過去に何度も指摘していますが、オルカンのように適度に分散された投資信託であっても、悪い時には投資したお金が半分になる時があります。

それをちゃんと理解した上でオルカンを買っているのです。

100万円を投資しているなら、

  • 10倍の1000万円以上を目指せ!
  • 悪いときは50万円くらいまでは暴落するぞ!

ってことなんです。

それから考えたら、今の状況はそのどちらからも程遠い段階です。

ただただ静観しているのが正解だってことです。

最後に

オルカンのHPに行くと「当ファンドの基準価額下落について」というお知らせが出ています。

相場の急変に右往左往している時こそ、こういった冷静に分析する資料を読んでみるべきですね。

詳しくは資料をお読みいただきたいですが、内容を簡単に要約すると、、、

  • 過去、今回のような下落は何度も起こっている。
  • それでも売らずにオルカンを保有し続けていれば、たっぷり利益が得られた。

ということです。

今のそうですし、これからも何度も何度も調整や下落、暴落に襲われるのは資産運用の宿命です。

でも、10年から数十年後から眺めてみたら、そんなことは全て誤差の範囲です。

重要なのは「常に相場に居続ける」こと。

ここからさらに下落するのか、反転上昇するのかはわかりませんが、逃げてしまっては未来の爆益を味わうことはできません。

しばらくは不安定な相場が続くかもしれませんが、そのことを忘れずに一緒に頑張っていきましょう!

ごましお
ごましお

慌てて何かしたくなっても、何もしないことが良い結果を引き起こします。相場ってそういうものw

スポンサーリンク

コメント