株価が最も上昇した日とは??

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ごましお(@okowa1215)です。

2024年8月5日に日経平均株価は歴史的な大暴落に見舞われました。

4451円の下落幅は歴代1位。

下落率12.4%のマイナスは、1987年10月20日のブラックマンデーに次ぐ歴代2位の記録です。

では、反対に最も上昇した日っていつなんでしょうか?

全世界株が最も上昇した日

オルカンのHPには、7月26日に直近高値から約8%下落したことを受けて「足下の当ファンドの基準価額下落について」という資料がUPされました。

オルカンの価額が下落している状況やその背景に関するレポートです。

その中で、全世界株が過去20年間に最も上昇した日についての資料があります。

それによると、過去20年間で最も株価が上昇した5日間は、

  • リーマンショック中:最も上昇した日を含む4日間
  • コロナショック中:1日

となっています。

そして、その5日間に投資していなかった場合には、20年間でグラフのような大きな差になったということです。

(右端に数値がないのでざっくりですが、20年間で7倍と4倍との差ですかね?)

「最も株価が下落した日」ではなくて、「最も株価が上昇した日」がリーマンショックとコロナショックって。

なかなか面白い事実ではないでしょうか?

日経平均株価の最も上昇した日は?

こちらのサイトに行くと日経平均の過去履歴が確認できます。

それによると、日経平均が最も上昇した日は2024年8月6日です。

↑「日経平均プロフィル 上昇・下落記録」抜粋

そうです、歴史的な大暴落に見舞われた8月5日の次の日です。

おそらく多くの人は8月5日の歴史的大暴落で狼狽売りしてしまったでしょう。

その次の日は、前日の記憶が残っているので強気で買いに行くのは、なかなか難しかったのではないでしょうか?

最も上昇する日を逃さないために!

○○ショックのような市場が大きく下落している期間や、8月5日のような歴史的大暴落の次の日に訪れる「株価が最も上昇した日」。

これを逃してしまうと20年間で倍近いリターンの差が生じてしまいます。

では、どうやったらこの重要な日を逃さずにゲットできるのでしょうか?

手前で売って底で買い戻す!?そんなの無理!!

↑8月16日(金)現在の日経平均株価のチャート

8月5日に歴史的大暴落に見舞われた日経平均株価ですが、10日過ぎてみればすでに暴落前の水準に戻っています。

だとしたら、暴落が来る前に持ち株を売ってしまって、8月5日の安値か8月6日の始値で買い戻すのが最も利益が大きくなります。

まあ、ちょっと考えてみればわかりますが、そんなことできる人はいないでしょうね。

今回たまたまそれが当たった人がいるかもしれないことは否定しませんが、常に株価の動きを事前に予想できる人はいませんよ。

株価が上昇する素晴らしい瞬間!

インデックス投資家のバイブル「敗者のゲーム」では、こんな株価が大幅に上昇するような素晴らしい瞬間を「稲妻が輝く瞬間」と呼んでいます。

この「稲妻の輝く瞬間」という言葉には、おそらく2つの意味があるのでしょう。

  • めったに起きず、かつ短期間しかない。
  • 自分が意図ぜずに襲われる。

「稲妻」というめったに起きず、起きても短時間しかないものであり、自分ではどうやってもコントロールできないものというイメージがこの言葉に含まれていると思います。

投資家は、「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わさなければならないということだ。

敗者のゲーム

投資家は、「市場に居合わせなければ」その瞬間は訪れないということですよね。

まあ、その瞬間がいつなのかわからない以上、ず~っと市場に居続けるというのが最善の策になるわけです。

狼狽する気持ちはよ~くわかります。

今回の歴史的な暴落の時、私は職場のテレビやネットでリアルタイムで見守っていました。

そもそも資産のほとんどが海外株なので、そんなに影響なかったのですが、影響があったとしても狼狽売りはしていなかったと思います。

なぜか?

まあ、それは「経験があるから」としか言いようがないですね。

月曜日でしたので、お昼休みとかに株価をチェックして狼狽し、後場が始まってからトイレで売り注文出していたなんて人もいたのかもしれませんね。

その気持ちはよ~くわかります。

私も以前はそうでしたからw

安心して寝れるかどうか?

自分のキャパ以上に株を持っているかどうかを測る良い指標があります。

それは「夜、安心して寝れるかどうか?」です。

本当にしんどい時は人は夜も心配で寝れません。

今回の件で良くわかりますが、株価なんてものの数時間で10%ぐらいは簡単に下がります。

日経平均の暴落と並行して、ドル円相場も大きく円高になりました。

その影響で私の資産も10%くらいは吹っ飛びましたw

だいたい600万円くらいですかね。

でも夜はぐっすり寝ています。

だってそんなこと、とっくに想定済だからです。

最も上昇した日の恩恵?

600万円が吹っ飛んだ私の資産ですが、すでに400万円ほどは元に戻りました。

8月6日以降の株価の上昇のお陰でもあるし、ドル円がちょっと円安に戻した恩恵もあるでしょう。

とにかく売らずにいたお陰で(市場に居合わせたお陰で)市場が落ち着けば、利益は戻ってくるものです。

ですから「暴落すると次の日は反発で上昇することがある。」という知識は持っていて損はありません。

もし本当に逃げたければ、そんな上昇する日を待って逃げればいいのです。

周りに付き合って大暴落したその日に狼狽売りして、あとで悔しがる必要はないのです。

まあ、もっと良いのは暴落なんて気にしないで、ずっと市場に居続けることですが。

この先はどうなるかは誰もわからない!

8月5日の大暴落で狼狽売りしてしまった人にとってみると、ここまでの展開は悔しい限りでしょう。

でも、日経平均株価がこのまま上昇を続けるかどうかなんて誰にも分りません。

一部には「2番底が来る」なんて話(願望?)もあるようですから、だとしたらあそこで逃げて正解って思えるかもしれません。

でも、大暴落で恐怖に駆られて狼狽売りしてしまった人は、二度と株式投資の世界には戻って来ないんでしょうね。

せっかく新NISAの恩恵で投資家が増えたのに残念ですが、まあ長期投資できる人なんて半分もいないでしょうから仕方ありません。

あとで振り返った時に「あの時買い直してしれば!?」なんて後悔するかもしれませんが諦めましょう。

逆にここを切り抜けられた人に覚えておいて欲しいことは、今回狼狽売りで撤退した人が次の上昇相場で戻ってくることがあります。

その時は、相場が過熱している時なので注意しましょうねw

経験を積むと冷めた目で人の心を考える余裕が生まれます。

リーマンショックとコロナショックを乗り越えて、私の経験値もちょっとは増えたようです。

ごましお
ごましお

ちなみに日経平均ですが8月2日の窓を埋めきってはいないので、テクニカル的にはまだ下の可能性があります。テクニカル分析が通用すれば、ですけどね^^

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