ごましお(@okowa1215)です。
8月初めに下落した日経平均株価も、ほぼ下落前の水準に戻ってきました。
再度4万円を突破して高値を狙っていくのでしょうか?
今になって考えてみると、あの狂乱の下落での狼狽売りがいかにもったいないかがわかります。
こんな場面での考え方や行動で、投資に向く人と向かない人の差が出るようです。
そもそも「投資に向かない人」とはどんな人なのか?
投資に向かないのはこんな人!!
今回取り上げるのは、消費経済ジャーナリストである松崎のり子さんのこちらの記事☝
過去にも松崎のり子さんの記事をこのブログで取り上げたことがあります。
変態レベルの節約に情熱を燃やしている方です。
この筆者レベルで節約生活ができればお金が貯まるんでしょうが、なにか日本経済が心配になってしまいますw
投資に向かない人の3つのパターン
さて、この記事の筆者が考える投資に向かない人の3つのパターンは次のとおり。
- 人の言うことを鵜呑みにして疑わない
- 絶対に損したくない
- 投資で早く結果を出したい
それぞれ見ていきましょう。
人の言うことを鵜呑みにして疑わない!
人が言っていることを鵜呑みにして投資していると、今年前半のように上昇相場を継続している場合には問題がありません。
しかし、いざ相場が急変するとどう対処したらよいのかわからずに狼狽してしまうことが多いでしょう。
本来なら相場が順調な時に、自分が保有している銘柄や投資信託の内容について理解しておくのが良いのです。
でも自分の資産が順調に増えている時って、それを疑って勉強をしようとする人っていないんですよね。
せめて自分が投資している投資信託はどんなものなのか、どの点が有望なのか、値動きに大きな影響がある国(企業)の割合は、為替は関係あるのかないのか。これら最低限のことは理解しておきたい。ましてや「政府に騙された」なんて言葉は使うべきではない。しかし結構そういう声もあるようだ。人のせいにしたい人は、ますます投資はやめたほうがいい。
で、実際に相場が急変して損を出すと人のせいにする。
- あのインフルエンサーがお奨めって言っていたから買ったのに。
- みんなオルカンやS&P500を買っているから大丈夫だと思ったのに。
- 新NISAは損しないと思っていたのに。
今回の急落でそのことに気が付いて、自分の保有している銘柄や投資信託について勉強を始めるような人は、今後も投資家としてやっていけるでしょうね。
でも、大半の人は今回の急落で狼狽売りしてしまって、2度と相場には帰って来ないでしょう。
そんな人が決まって言うセリフがあります。
「投資はギャンブルだから!」
投資をギャンブルにするのも資産運用の一環にするのも、すべてその人の行動次第です。
自分のお金を使って投資しているのですから、ギャンブルにしないように最低限の勉強はしたいものですね。
絶対に損をしたくない!
過去のチャートを見れば一目瞭然ですが、株価は上下しながら右肩上がりに成長しています。
↑マイインデックスさんの「過去97年の市場暴落と回復年数」
ですので順調に見える期間が続いていたとしても、必ずいつかは暴落に襲われる覚悟をしておくことは重要です。
この世には自分の資産が減ることに耐えられない人もいる。そういう人に「長期で見れば相場は回復し、またそのうち上昇するよ」と言っても、響かないかもしれない。特に、まとまった退職金を増やそうと意気込んでいるプレシニアにとっては大ごとだ。
長期というけど、それは自分が70歳のことか、それとも80歳以降まで待てというのかと気になって仕方なくなる――大事な老後のお金が減ってしまうというストレスを抱えたくないなら、そういう人は元本保証の高金利定期を探すか、円高が関係ない個人向け国債や社債を買うか、減らさない安心を優先したほうがいいだろう。
私は、投資は出来るだけ若いうちに始めるのが良いと思っています。
それは1つには、長期間投資することによって複利の効果が発揮されるからです。
もう1つの理由として、投資の経験が長いほど相場の急変(暴落や急上昇)に対応できるようになるからです。
私が考えるに、そもそもなぜ投資をするのかといえば、遠い先の必要になるお金を準備するためです。
それは多くの場合、老後資金ということになります。
ですので、その老後になってから投資を開始するのでは遅いのです。
特に定年退職後に退職金を使って「初めて」投資するなんて言うのは、言語道断だと思っています。
今回の日経平均株価の急落時に、私の資産は数百万円マイナスになりましたが特に何もしませんでした。
なぜか?
そんなものはすぐ元に戻るし、また増加していくと考えていた(知っていた)からです。
リーマンショックの最中に投資を志し、コロナショックを乗り越えた私からすると、この程度の急落は何度も経験してきたことです。
正しい投資先(オルカンとか)に投資をしている限り、何度下落してもその度に力強く上昇してくれるはずです。
でもそのためには、自分の資産が一時的に含み損になること(資産が減少すること)を受け入れる必要があります。
それが嫌な人、出来ない人はそもそも投資をすべきではありませんね。
なお筆者は、絶対に損をしたくない人は「高金利の定期預金・個人向け国債・社債」を買うべきと述べています。
大手銀行の定期預金や個人向け国債であれば、筆者の「言う減らさない安心」になると思いますが、社債は注意が必要です。
社債や個人向け国債以外の債券は、ある程度の知識が必要な金融商品です。
これらを同列に並べることには違和感がありますので、ここで指摘しておきます。
投資で早く結果を出したい場合は!?
経済的自立を得て早期リタイアを目指す「FIRE」、投資で億円単位の資産を築いた「億り人」などのワードに引きつけられ「自分もその仲間入りをするぞ!」と結果を急ぐ人も心配だ。
投資で短期間で結果を出すためには、それだけ値動きが大きく、激しいものを買う必要があります。
パッと思いつくのは、信用取引、先物取引、FX、オプション取引などでしょうか?
これらは一定の保証金を預けることで、自己資金の何倍もの取引が可能です。
当然、その分だけリスクが大きくなります。
こちらの青汁王子の巨額損失は信用取引の失敗が原因と言われています。
巨額な利益が出るような取引は、裏を返せば同様に巨額な損失が出る取引のことです。
私がオススメしている「新NISAでオルカンを!」のような投資方法は、こんな巨大なリスクがある取引に比べたらはるかに低リスクです。
低リスクということは、短期間で大きな利益を上げることはできないということです。
ですので、投資で結果を出してさっさとお金持ちになりたいと思う人には向かない投資方法です。
筆者のまとめは?
今回の記事の筆者である松崎のり子さんのまとめは次のとおり。
あなたのお金のことを決めるのは、あなた自身だ。だからこそ、投資を始める以上は他人事にせず、下がった時のルールを自分で決め、自分のペースにあった投資スタイルを徐々に作っていけばいい。
ストレスを感じてまでやりたくないなら、いっそ撤退してもいい。自分のお金の行方は、自分の判断で行う。人のせいにはしない。それができない人は、投資に向かないと断言しよう。
自分のペースにあった投資スタイルを確立する。
私にとっては、今のインデックス投資が自分にあっていると思っています。
投資を始めてすぐは、ちょっとした値動きに心を惑わされてストレスを感じていました。
でも、インデックス投資に切り替えてからは、まったくと言っていいほどストレスは感じなくなりました。
よく「夜眠れなくなるほどの株を持つな!」的なことを言いますが、ストレスを感じながらの投資判断は後で後悔すること間違いなしです。
また、下がった時のルールを決めておくのも重要ですね。
だいたい相場が急変してから狼狽するのは、事前に想定していなかったから。
私も「今の資産が半分になる」って想定していますけど、実際に半分になったら夜しか寝れないと思いますw
最後に
投資に向かない3つのパターンを取り上げてみました。
投資なんて数多くの方法がありますので、正直全ての人に当てはまるわけではありませんね。
今回取り上げた3つのパターンは、特に初心者の人を対象としたものでしょう。
自分のペースにあった投資方法が、短期決戦のリスク大なものだったとしたら、逆にインデックス投資なんて時間ばかりが掛かる非効率なものに見えるかもしれません。
だとしたらインデックス投資はその人にとっては、ストレスの塊にすぎませんね。
今回の日経の急落を見て思ったのは、事前に想定しておくことの重要性。
「最悪な時にはマイナス50%になるぞ!」って想定しておけば、大抵の暴落には対応できるはずです。
実際にそうなったらとっても悲しいし嫌なことですが、少なくとも想定外な出来事ではなくなりますので!
今回の急落で狼狽売りした人たちは2度と相場には戻ってきません。逆にそんな人たちが戻って来たいと思うような相場は、、、、わかりますよね?!
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