ごましお(@okowa1215)です。
他人の家のお金事情が気になるのは世の常です。
くらしとお金のメディアであるLIMOの記事によると、老後2000万円問題なんてクリアーできるてる人はかなり少ないようです。
このままでは死ぬまで働かなければならないかも??
各年代の貯蓄額を見てみる。
各年代の貯蓄の中央値をまとめたのが次の表です。
ちなみに中央値とは、数値を小さい方から順に並べたときに真ん中に位置する値のことです。
平均値が極端な値の影響を受けるのに対して、中央値は極端な値を排除しているので今回のような貯蓄額を比べる際には有効な値となります。
単身世帯の貯蓄中央値

30代の100万円は異常値だとしても、20~50代までの貯蓄中央値がとても低いことに驚きます。
みなさんの貯蓄と比べていかがでしょうか?
60代以降の貯蓄が大幅に増えていますが、これは退職金が影響しているものと思われます。
2人以上の世帯の貯蓄中央値

2人以上の世帯の貯蓄中央値は、さすがに単身世帯よりは大きくなっていますが、老後2000万円問題が解決されているかというと、まったく不足しています。
金融資産2000万円以上の割合は?
では金融資産を2000万円以上保有している割合とはどの程度なのでしょうか?
↓単身世帯の場合↓

↓2人以上の世帯の場合↓

老後2000万円問題をクリアーしている世帯(金融資産2000万円以上)は、最大でも3割程度ということがわかります。
20代の単身世帯は2000万円の金融資産を保有している割合は0%でした。
それに対して同じ20代でも2人以上の世帯なら3%は2000万円の金融資産を保有しているとの結果に。
んー、なかなかリアルな結果ですね。
老後2000万円問題も過去の話!
2019年に話題となった「老後2000万円問題」ですが、その後のインフレによって4000~6000万円なんて数値も出てきました。
また、高齢者の就業に関して65歳~69歳の2人に1人が、70~74歳の3人に1人が働いているというデータもあります。
老後2000万円から6000万円まで幅がある老後資金不足問題ですが、そもそも2000万円すら保有していない人がこれだけ多数いるわけです。
老後資金が不足すれば働かざるを得ません。
働ける間はとにかく働くのか?
それともある程度の年齢になったら引退して、悠々自適に暮らすのか?
その差の根本原因は今回の記事からはわかりませんが、死ぬまで働きたくはないと思っているのなら、どこかでリスクを取ってお金を増やす(投資する)ことが必要になるかもしれませんね。
老後は誰にもやってくる!!
自分の老後なんて遠い未来の話のように聞こえます。
でも必ずやってくるのが老後です。
政府はわざわざ「このままでは2000万円足りないですよ!」って教えてくれたのです(その後否定しましたが)。
そのことを真剣に受け止めて準備を始めた人と、他人事として何もしなかった人では、結果に大きな差が生まれそうです。
政府は老後問題を解決できるように、さまざまなシステムを準備しています。
新NISAしかり。
iDeCoしかり。
過去には戻れない以上、常に「今」が始めるには一番良い時です。
やるもやらないもあなた次第です。

単身世帯より2人以上の世帯が金融資産が多いということは、家族を増やすだけで解決に1歩近づきますね。そんな相手が見つかったあなたは幸せ者です!
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