ごましお(@okowa1215)です。
10月22日に2024年10月の「IMF世界経済見通し」が発表されました。
IMF世界経済見通しは、毎年4月と10月に世界経済に関する予測が公表され、1月と7月にデータを更新した改訂版が公表されます。
日々の相場に振り回される必要はありませんが、インデックス投資家にとってはこの「IMF世界経済見通し」は重要な資料です。
さっそく確認しましょう!
世界の経済成長率は3.2%!

経済成長率の予測について、2023年の実績と2024年の予測を上方修正しています。

( )内は前回予測。赤字が上方修正。
すべての地域で2023年の実績が上方修正されました。
世界経済の成長率予測は3.2%であり、横ばいですが成長が継続する見通しです。
先進国は前回予測では、2024年が成長率が0.1ポイント上方修正されました。
反対に新興国や発展途上国の成長は4.2%と高いものの、2023年に比べると成長は鈍化する見通しとなっています。
IMFは、
世界経済の成長は、今後も安定し続けることが見込まれるものの、勢いが欠けそうだ。
2024年10月 世界経済見通し
と評価しており、横ばいから右肩下がりの見通しとなっています。
地域別の予測は??

地域別の成長率予測を確認してみると、

( )内は前回予測。赤字が上方修正。緑字が下方修正
世界経済の見通しが横ばいなのに対して、米国の実績と予測がともに上方修正されました。
2025年は成長は鈍化するものの、前回予想よりも0.3ポイントも上方修正されています。
対してユーロ圏は2025年の予測が下方修正されています。
中東・中央アジアの減速分は、アジアの新興市場で相殺しているようです。
これをみると、世界経済は引き続き米国が中心となる予測のようですね。

日本を確認してみると、昨年の実績と今年の予測が大きく下方修正されました。
特に2024年の予測は0.6ポイントもマイナスになっています。
んー、日経平均は史上最高値を更新しましたが、全体としてみると良くない年になるんでしょうか?
オルカンへの投資継続は問題なし!
各地の成長見通しを見てみると色々ありますが、世界経済としては2024~2025年は3.2%と安定的に成長する見込みです。
世界各国の株式に分散投資するオルカンであれば、問題なく世界経済の成長を取り込んでくれるのではないでしょうか。

今回の見通しのとおりであれば、先進国では米国の成長によって欧州や日本の減速をカバーしていますし、中東・中央アジアの減速はアジア新興国の成長がカバーしてくれます。
ここが、全世界の株に投資しているオルカンの利点の1つです。
最後に
2024年10月の「IMF世界経済見通し」を簡単に確認してみました。
世界経済は今後も問題なく成長を継続するとの内容でした。
インデックス投資を継続してまったく問題なし!
投資の利益もこのまま右肩上がり!ってなってくれたらよいのですが、そうならないのが相場の世界。
短期的にみればある程度の調整や下落、もしかしたら暴落がやって来るかもしれません。
そんな時でも長期的に見てみれば、世界経済の成長にともなってオルカンも必ず上昇していきます。
自身を持ってオルカン保有を継続しましょう!

日本株の今後は下り坂になるのですかね?ちょっと気にしておきましょう。
コメント