オルカンと楽天・プラス・オールカントリー。2024年11月の月報を確認!【徹底比較】

徹底比較シリーズ
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MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)をベンチマークとする2つの投資信託。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):通称「オルカン」
  • 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド通称「楽天・プラス・オールカントリー」

これら2つの投資信託は、どちらが新NISAで購入するのに相応しいのか?

最新の2024年11月の月報の内容を確認してみました。

騰落率と純資産総額

騰落率と純資産総額の変化を確認します。

騰落率を確認

久しぶりに1ヵ月単位ではマイナスとなりました。

オルカンは相変わらずベンチマークとぴったり同じ動きをしています。

対する楽天・プラス・オールカントリーは、1年間で0.3%の劣後です。

この差を誤差と見るのか、それとも運用の違いによるコスト差と見るのか??

現時点ではなんとも言えませんね。

純資産総額の状況

直近3か月の純資産総額の変化です。

オルカンはそろそろ5兆円が見えてきました。

素晴らしい!

楽天・プラス・オールカントリーも2500億円を超えてきて、堂々たるインデックスファンドになっています。

世界的に見ても!?

新NISAの購入ランキングで常に1位と2位になっているのが、

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

の2つのファンドです。

最近、スリムS&P500は純資産総額6兆円を突破しました。

そして、純資産総額6兆円というのは、世界のインデックスファンドランキングでも35位に輝きます。

マイインデックスさんから借用

34位はなんとあの「VT」です!!

スリムS&P500はVTを追い抜く勢いで純資産総額を増やしているのです。

そして我らがオルカンは「50位」につけています!

マイインデックスさんから借用

な~んだ35位とか50位か、、

なんて思う人がいるかもしれませんが、この2つのファンドは設定からわずか6年程度です。

34位のVTは16年以上運用していることを考えると、その勢いが凄まじいことが理解できるのではないでしょうか?

ちなみに1位から5位は次のとおり。

マイインデックスさんから借用

1位のSPYは約32年間運用していて90兆円以上です。

まあ、化け物ですけどオルカンやスリムS&P500も30年間運用を継続すれば、かなり大きな純資産になる期待は大ですね。

たゆまず運用を続けて、これらの化け物ファンドに迫る存在になってもらいたいです。

中身の確認

それぞれの投資信託の中身を確認してみます。

国別比率の比較

ベンチマークである「MSCI ACWA」では国別順の5位にまだ「中国」が居座っていますね。

ちょっと気になるのが米国の比率です。

オルカンに比べて楽天・プラス・オールカントリーの乖離が大きい気がします。

過去4か月間の米国株比率のベンチマークとの差異をまとめてみました。

オルカンが乖離を徐々に小さくしているのに対して、楽天・プラス・オールカントリーは大きな乖離が続いています。

米国株の拡大に楽天・プラス・オールカントリーは付いていけてないようですね。

んー、ちょっと今後も継続して確認する必要がありそうです。

採用銘柄の比率

採用銘柄の比率を確認してみます。

前回10位だったテスラが6位に食い込んできました。

最近またテスラが盛り返していましたからね。

そして楽天・プラス・オールカントリーの4位に居座っていた「IEMG(新興国株ETF)」がついにランキング外に!

上位10位以内にもいませんでした。

楽天・プラス・オールカントリーの組入上位ランキング10位は0.8%の「BROADCOM」です↓。

前回2.8%で4位にいた「IEMG」の比率が0.8%未満になったということですね。

現物株運用へ大きく前進しました。

楽天さん、グッジョブ!!

最後に

さて、今月も2つのファンドを比較してみました。

やっぱり安定運用のオルカンと比較してしまうと、楽天・プラス・オールカントリーはまだまだ若いファンドなんだなって思ってしまいます。

だからと言って「楽天・プラス・オールカントリーを買うべきではない」なんてまったく思いません。

これら2つのファンドは過去1年間で30%近い利益を私たちにもたらしてくれました。

また、楽天証券で楽天・プラス・シリーズはポイントを付与されたり、業界最低水準の運用コストを目指すと明言しています。

オルカンもうかうかしていると、楽天・プラス・オールカントリーに追いつかれる日が来るかもしれません。

そうならないように、お互いに切磋琢磨して引き続きミスのない運用を継続してくれれば、我々投資家に多大な利益となります。

ごましお
ごましお

徹底比較シリーズも開始してからそろそろ1年になります。次の比較銘柄を探し中。何を分析しようかな~

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