オルカンと楽天・プラス・オールカントリー。2024年12月の月報を確認!オルカンもついに5兆円ファンドに!!【徹底比較】

徹底比較シリーズ
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ごましお(@okowa1215)です。

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)をベンチマークとする2つの投資信託。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):通称「オルカン」
  • 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド通称「楽天・プラス・オールカントリー」

これら2つの投資信託は、どちらが新NISAで購入するのに相応しいのか?

最新の2024年12月の月報の内容を確認してみました。

騰落率と純資産総額

騰落率と純資産総額の変化を確認します。

騰落率を確認

過去3か月と6か月の騰落率が逆転しています。

これは6か月騰落率は、8月の暴落の前の高値を含むからですね。

↑オルカンの過去1年チャート

つくづく8月の暴落で逃げなくてよかったとわかります。

狼狽売りしてしまった人は残念ですが、相場を張っているとこんなこともありますので仕方がない。

なお、過去3か月の騰落率がベンチマークに対して0.2ポイントの上方乖離となっています。

相場が大きく動くと、さすがのオルカンもベンチマークぴったりの動きにはならないということです。

ベンチマークを上回っているから良い!って思うかもしれませんが、インデックスファンドはベンチマークにピッタリ連動して動くとこが良いことです。

もし上方乖離している間に積み立て投資をしていたら、それは本来の価格よりも割高で購入してしまったことになります。

上方乖離も下方乖離も、どちらも少ないのが良いインデックスファンドだと覚えておいてください。

純資産総額の状況

直近3か月の純資産総額の変化です。

オルカンはついに5兆円を突破しました。

素晴らしい!

楽天・プラス・オールカントリーも3000億円が見えてきました。

堂々たるインデックスファンドになっています。

1年間で3兆円以上?!

2023年末から2024年末までの1年間の純資産総額の変化です。

オルカンはなんと3兆2700億円以上資産額が伸びています!!

ちなみに東京オリンピック2020の大会経費が3.7兆円だったらしいです。

だからどうした?!なんですが、1商品がオリンピック分くらいのお金を集めるって、凄くないですか??w

楽天・プラス・オールカントリーは、誕生したばかりの90億円程度から、1年間で3000億円近くまで資産を伸ばしました。

こちらも凄い話です。

中身の確認

それぞれの投資信託の中身を確認してみます。

国別比率の比較

ベンチマークである「MSCI ACWA」では国別順で「中国」が5位から4位に順位を上げました。

中国は世界第2位の経済大国ですからこの順位も当然なんですが、それがオルカンや楽天・プラス・オールカントリーの資料からは読み取れないことが不気味です。

昨年6月の記事で調査してみましたが、結局良くわからず仕舞い。

オルカンのホームページにはお問い合わせフォームがありますので、質問を送ってみます。

もし回答があったらみなさんに共有しますね。

採用銘柄の比率

採用銘柄の比率を確認してみます。

NVIDIAが2位の地位を不動のものとしていますね。

対してマイクロソフトが最近元気がない様子。

一時期はアップルを抜いて世界第1位になっていたのに、2位のNVIDIAとの差は開くばかりです。

そして楽天・プラス・オールカントリーのランク外になっていた「IEMG(新興国株ETF)」が再度10位になって戻ってきましたw

前回はランキングにいなかったのですが、11位あたりにいたようですね。

しかし0.9%と1%にも満たない割合です。

新興国株は楽天・プラス・オールカントリーの9.8%ですから、9割は現物株運用になっているということです。

引き続き現物運用の比率を高めるように、楽天さんには頑張ってほしいです。

eMAXIS Slimランキングクイズをやってみた!

オルカンのホームページから「eMAXIS Slimランキングクイズ」に挑戦できます。

全5問のクイズですので是非やってみてください。

私は満点でした!

なにげにeMAXIS Slimマニアですね。

最後に

さて、今月も2つのファンドを比較してみました。

毎回ちょっとマニアックに2つのファンドを比較することで、ちゃんと消費者である私たち投資家を裏切らない運用を継続していることが確認できます。

「全世界株式インデックスファンド」はここ最近人気ですが、今後も変わらず人気なのかはわかりません。

過去に人気のあったファンドでも、時代とともにその運用が疑問視されたり、さらに投資家にとって有利な商品が作られることで衰退していったりもします。

インデックス投資は数十年にも及ぶ長い道のりです。

その道のりを一緒に歩むファンドがちゃんとしたものなのか?

しっかり私たちがチェックしなければなりません。

ごましお
ごましお

かつて5兆円ファンドだった「グロソブ」は今や2580億です。オルカンもそうなったら悲しいですね。

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