ごましお(@okowa1215)です。
世界中で格差社会の拡大が問題視されていますが、アメリカは特に格差が酷いそうです。
デイリー新潮はそんなアメリカの貧富の差をオレンジの価格から比較して記事にしています。
それを読んでびっくりなのが、アメリカと日本の所得層の考え方の差!!
日本の高所得者はアメリカでも高所得者なんでしょうか??
貧富の差が拡大するアメリカ社会
今回の記事では、メインターゲットが異なるスーパーマーケットのオレンジの価格を比較しています。
面白いのはアメリカのスーパーでは、明確に所得によって顧客(メインターゲット)を分けて価格設定しているということ。

同じ?オレンジでも3倍以上の価格差があるのは、日本のスーパーの現状を考えるとちょっと信じられないですよね。
私の家の近くにはスーパーといえば「ライフ」と「サンワ」があって、そのどちらも使っています。
もし明確にその2つのスーパーに価格差があるなら、片一方には行かなくなりますよね。
そう考えると日本の格差なんて、アメリカの貧富の差の定着具合に比べたら大したことないのでしょう。
日本で高級スーパーといえば「成城石井」さんがありますが、同じ商品で3倍以上の価格差があったとしたら誰も行かなくなるのではないでしょうか?
日本とアメリカの格差!!
今回の記事を読んでいてサラッと読み飛ばしてしまいそうになってしまいますが、次の一文に衝撃を受けました。
各層の定義は研究機関や調査目的によって変わるが、ピュー・リサーチ・センターでは年収およそ5.6万ドル(約850万円)未満を低所得層、〜約18万ドル(約2,500万円)未満をアッパーミドル、それ以上を富裕層としている。
アメリカの研究機関によると、国民の各層の区分けは、
- 850万円までは低所得層
- 850~2500万円までは中所得層
- 2500万円以上は高所得層
となっているそうです。
これって日本の場合はどうなんでしょうか?
ちょっと調べてみたんですが、日本の低所得者層といえば年収300万円未満を指すそうです。
リンク:低所得者とは?
対して高所得者の定義は難しいですが、所得税に関する給与所得控除の速算表を見てみると、

850万円を超えると給与所得控除額は195万円で上限になります。
ということは、少なくとも国(国税庁?)は850万円を超える収入がある人を「高所得者」とみなしていることになりそうです。
為替相場の変化もありますが、、、
もちろん為替相場(ドル円相場)は最近円安傾向ではあります。
記事にある5.6万ドルは数年前の1ドル100円なら560万円にしかなりません。
しかし現在のように1ドル150円を超えてくると、アメリカの低所得者の範囲は日本の高所得者の範囲に含まれてしまうのです。
これって結構衝撃的です!!
日本の所得区分によれば、
- 年収300万円未満:低所得
- 300~850万円:中所得
- 850万円以上:高所得者
となるということです。
そう考えると日本がアメリカに比較して、いかに格差の小さい国であるのかが見えてきます。
しかも、収入が少ないことによる格差が小さいという現実!
なんか悲しくなりますね。
喜んでいいの?
アメリカに比べたら遥かに格差の小さい日本。
でも、その内実は「みんなが貧乏だから収入差が小さい」ってことになってしまいそうです。
アメリカの基準でみれば、日本の年収1000万円だろうと2000万円だろうと単なる中間層にすぎません。
年収1000万円を超えている人の割合は5.5%しかないのが日本です。
国内だけを見ていると、どんどん世界に取り残されてしまいそうですね。
格差が小さい日本を良しとするのか?
それとも世界的にどんどん取り残されていることに危機感を覚えるのか?
私からすると格差の小さい日本はとっても住みやすい国なので、このままみんなで貧しくなるのが正解のような気がしますがw
皆さんはどう考えますか??

アメリカでも格安スーパーの需要は高まっているそうです。同じ商品ならそりゃー安い方がいいですもんね^^
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