ごましおです。
プラチナＮＩＳＡ関連のニュース記事を漁っています。
初めて知った事実もありました。
使い方間違ってるよ！
読んでいて面白かったのがこちらの記事。
楽天証券のトウシルにアップされた窪田真之さんの文章ですが、毎月分配型について簡潔にまとめられています。
読んでいてビックリしたんですが、毎月分配型を購入する人の大半は「分配金再投資型」を選んでいるという事実です。
ところが、残念ながら、多くの投資家は、分配利回りを誤認していると言わざるを得ません。それには証拠があります。毎月分配型投信を購入する投資家の大半が、「分配金再投資型」を選択しているという事実です。
「毎月分配型」の投資信託をあえて選択して購入しているんだから、当然は「分配金受取型」を選んでいるもんだと思っていたんですが、、、
もし記事のとおりだとすると、もはやなんのために「毎月分配型」を購入しているのか理解できませんｗ
分配金コースって？？
投資信託を購入するときは「買付金額」とか「つみたて投資枠」とかを選択して購入します。
毎月の積立設定をするときも、同じように数件の条件を選択して設定しているはずです。
その中に「分配金コース」ってのもあるんです。
↓楽天証券でオルカンを注文する場合です。
分配金コースには、
- 再投資型
- 受取型
２種類から選択することになっています。
これはオルカンから（もし万が一）分配金が払い出されたとしたらどうしますか？っていう設定です。
（もちろんオルカンは（ほぼ）無分配の投資信託ですから、今までも多分これからも分配金は払い出しませんが。）
再投資型を選択していると、払い出された分配金は自動で再投資に回してくれます。
この場合は払い出された分配金から税金を引いた金額でオルカンを購入します。
対して受取型を選択すると、税金が引かれた金額がそのまま証券会社の自分の口座に振り込まれます。
この違い理解していましたか？
当然受取型ですよね？？えっ違うの？！
オルカンのように（ほぼ）無分配の投資信託ではなくて「毎月分配型」の投資信託を買う人って、当然毎月の分配金を受け取って生活費の足しにしているんだと思っていたのですよ。私は。
プラチナＮＩＳＡの創設の理由の一つに「高齢者の強いニーズ」があるって記載もありましたし。
毎月分配型の投信は運用益の一部を再投資に回さず、分配金として契約者に払い出す。中長期の資産形成という趣旨に沿わないとしてNISAの対象となっていなかったが、年金を主な収入源とし、元本を取り崩すリスクがあっても毎月の生活費の下支えにつなげたいとする高齢者のニーズが強かった。
それが毎月分配型を買っている人の大半が、分配金を受け取らない設定にしていたとしたら。
そもそも何がしたいのか理解不能なわけですよｗ
ちょっとまとめてみるとこんな感じ。
- 毎月分配型投資信託はコストが高くボッタクリ
- でも毎月一定額の収入が欲しい人のニーズがある。
- 実際には分配金を受け取らない人が大半！！
- コストが高い投資信託を買わされている可哀そうな人だった。←今ここ！！
なんとなくでも、この話がおかしいと思う人は毎月分配型なんて近づかないでくださいね。
定期売却機能を使いましょう！
楽天証券やＳＢＩ証券には「定期売却」機能があります。
これは買うときに毎月決まった金額を積み立てするように、売るときにも毎月決まった金額（や率など）で自動売却するシステムです。
しかも追加手数料は無料で利用できます。
↑楽天証券で運用中のつみたてＮＩＳＡ（楽天ＶＴＩ：５００万円くらい）を毎月５万円つづ定期売却する場合のシミュレーションです。
仮に５％の利回りがあるとすると、１０年間くらいは毎月５万円が受け取れます。
これって「高齢者に強いニーズがある」と言われている毎月分配型投資信託と同じ効果が得られるのです。
しかも圧倒的に安いコストで！！ ←ここ重要！！
それを知っていながら嘘（？）をついてまで高齢者に不利な毎月分配型投資信託を買わせることって！！
どれだけ罪深いことなのか、皆さん理解できますでしょうか？？
毎月分配型投資信託なんて百害あって一利なしです。
よい子とよい高齢者は決して近づいてはいけません。
だまってオルカン。必要なら定期売却
現役時代はオルカンのような世界に分散された低コストインデックスファンドを積み上げる。
老後になったら必要な時にオルカンを売却する。
もしくは定期売却機能を使って定期的＆自動的＆強制的に定期収入を得て、それを生活費の足しにする。
それがおそらく大半の人にとって（９割以上？）正解です。
それ以外の無駄なことをすると、それには多大なコストが必要になります。
自分の資産を合理的に最大化、最適化したいのなら、何をして何をすべきでないかは明確です。
今回話題になっているプラチナＮＩＳＡは、典型的な無駄なことになりそうですね。
資産運用はいかに無駄なことをしないのか？これに尽きます。自分がやっていることが無駄なことじゃないのかって視点を常に持ちたいですね。
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