オルカンは30年後も存在しています。投資信託と長期投資について

資産運用の考え方
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ごましおです。

インデックス投資は低コストな投資信託を長期間運用することを前提としています。

でも、長期間運用している間に、その投資信託がなくなってしまったら!?

そもそもの前提が崩れてしまいますよね。

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投資信託が長期投資できないパターン

こちらの記事では、インデックス投資家が実践すべき長期投資が出来なくなるケースを紹介しています。

「投資信託は長期保有が原則」といわれますが、それは保有している投資信託が存続したらの話。なかには長期保有を前提にしたのに、繰上償還などによって長期保有ができなかったケースもあります。投資信託の長期保有ができなくなるケースをまとめてみましょう。

記事内では次の4つのケースを取り上げています。

  • 投資信託の信託期間が終了
  • 投資信託の繰り上げ償還
  • 投資信託の合併
  • 投資信託の運用会社の消滅

オルカンは信託期間が無期限ですが、、

オルカンやスリムS&P500を購入して積み上げている人からすると、ちょっと信じられないかもしれませんが、信託期間が事前に決められている投資信託があります。

簡単にいうと「この投資信託は10年間だけ運用します!」みたいなものです。

↑SBI証券の投資信託検索画面で、償還期限を「1年未満」に設定すると114件もヒットしました。

その114件の一番上にあった投資信託が「SBI日本株3.8ベアⅡ」という商品ですw

こちらの投資信託は2022年10月に設定されて、信託期間が2025年9月までとされています。

すなわち3年間だけ運用しますっていう商品です。

3年間と期間が決まっていますから、3年経過すると損が出ていようが強制的に売却されて現金化されてしまいます。

そもそも3年間なんて長期投資とは言えないですから、間違ってもこんな商品を買ってはいけませんよね。

ちなみに「3.8ベア」というのは簡単に言うと、日本の株式市場が100円値下がりすると、その3.8倍の380円値上がりするように設計された商品のこと。

もうこの時点で何を言っているのか理解できない人は、決して手を出してはいけませんw

オルカンやスリムS&P500はそもそも信託期間を「無期限」としていますので心配はいりません。

でも、知識のない初心者の人が営業の人に、

「日本株なんて今後値上がりしませんから、値下がりしたら利益が出るこちらの商品はオススメなんです!」

「しかも3.8倍に設定されていますからすぐに儲けられますよ!!」

なんて言われて買ってしまうのですかね??

10000円で売り出されたこちらの商品は現在600円台w

んー厳しい。

受益権口数??

純資産総額が極端に少ない投資信託は、例えオルカンのように信託期間を無期限と設定していても、途中で運用を止めてしまうことがあります。

これを「繰上償還」といいます。

期間が無期限だから安心だと思っていたら、数年で償還されてしまって勝手に現金化されてしまうなんてことも。

今回の記事を読んで私も初めて知ったのですが、繰上償還される条件として「受益権口数」ってのがあるそうです。

繰上償還される基準については、目論見書に記載されています。多くのファンドは、受益権口数が30億口未満になった時点で、繰上償還を検討すると明記されているので、自分の保有するファンドの純資産総額が少なくなった時には、受益権口数を計算して、繰上償還条項に引っ掛かっていないかどうかを調べる必要があります。ちなみに受益権口数は、純資産総額を1口あたり基準価額で割って求めることができます。

5月22日時点でのオルカンの受益権口数を確認してみると、

純資産総額5.8兆円÷基準価額2.5954円=2兆2347億口!

30億口未満に対してオルカンは2兆口もあります!!

もうちょっと何を言っているのかわからないくらいですが、それぐらい繰上償還の危険性はないってことです。

とにかく純資産総額の大きな投資信託を選ぶべきってことですよね。

投資信託の合併や会社の消滅

投資信託の合併なんて聞いたことがありませんが、ちょっとだけですが実例があるようです。

6月19日、野村アセットマネジメントが設定・運用している日本株アクティブファンドが併合されます。かつて「1兆円ファンド」と呼ばれた「ノムラ日本株戦略ファンド」と「ノムラ・ジャパン・オープン」が併合され、後者が存続ファンドになり、ファンド名も「野村国内株式アクティブオープン」に変更されます。

この場合には合併されて運用は継続されるらしいので、それほど影響はないかもしれません。

しかも記事によれば日本に現在ある投資信託のうち、その大半が「ゾンビファンド」なのだとか。

2025年4月末時点における、追加型株式投資信託の運用本数は、全体で5615本もあります。しかも、その大半が、純資産総額の規模が小さい「ゾンビファンド」などといわれています。こうしたゾンビファンドが、本当に受益者ファーストの運用が行われているのかどうか、いささか疑問に思われる点もあり、当局としてもファンドの併合を促したいところです。

そんな小さなファンドの吸収合併の嵐が吹き荒れる時代が来るかもしれませんね。

運用会社そのものの消滅は以前記事で取り上げました。

純資産総額の小さな投資信託は消えゆく運命なのかもしれません。

特に今後は投資信託の勝ち負けがはっきりしてくるでしょうから、どんどん弱小ファンドはなくなってしまうかもしれません。

20年30年といった長期間の運用を前提とするインデックス投資ですから、適切なパートナーとしての投資信託の選択は重要だということです。

やっぱりオルカン!

ということで、やっぱりオルカンを選ぶべきだってことですね。

信託期間は無期限だし純資産総額は6兆円目前だし。

運用も現在のところまったく問題ありません。

投資していることを安心して「忘れられる」投資信託。

これってかなり重要な点です。

数十年後にいざ売却しようとした時に、ちゃんと生き残っているファンドを「今」選ぶこと。

後悔しないためにも、一度自分の保有しているファンドの詳細を確認してみてください。

ごましお
ごましお

私も昔買ったファンドを売却して徐々にオルカンに乗り換えています。やっぱり夜は安心して爆睡したいですからね。

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