ごましおです。
日経ヴェリタスの記事を見ていたら2025年末のドル円相場の予想がありました。
それによると年末は1ドル=138円になるんだとか。
円高が進む??
2025年末の円相場は1ドル=138円になるとみている。大きな流れとしてこれまでの円安・ドル高局面で蓄積されたポジション(持ち高)などの修正がすでに始まっている。数年かけてさらに円高が進んでいくだろう。
2025年末は138円になって、その後数年かけてさらに円高になるという予想ですね。
ドル円相場はオルカンの価額に影響を与えます。
2025年4月末時点でオルカンに占める日本株の割合は5%です。
ということは残りの95%は海外株です。(当然)
海外の株式はもちろんその国のお金で買いますので、オルカンの中にはいろんな国のお金が含まれています。

2024年10月現在の状況ですが、ドルをはじめ多くの通貨に分散されています。
これら海外の通貨(外貨)は円が高くなれば反対に安くなります。
よって、円相場が円高になることはオルカンの価額が下がることになるんですね。
んー、あんまり円高になってほしくないですね。
5%~15%くらいの影響?

ここ1年くらいのドル円相場です。
一番円安になって162円くらい、一番円高になって140円くらいの間を上下しています。
これが年末に138円になるとすると、5%~15%くらいオルカンの価額に影響があります。
株価が変わらなくてもドル円相場が円高になることは、オルカンが値下がりしてしまうことになるのです。
さてどうしましょうかね?
でも、ちょっと前は違うこと言ってなかった?
でもちょっと待ってください!
日経ヴェリタスの過去の記事を見返すとこんな感じなんです。
あら?
148円とか140円とか、結構違うこと言ってますよね??
138円と148円じゃあ10円も違うし、、、
これは日経ヴェリタスさんが毎回違うことを言っているのではありません。
分析している専門家が違うんですよね。
- シティグループ証券のアナリストは138円と予想
- 三菱UFJ銀行のアナリストは148円と予想
- あおぞら銀行のストラテジストは140円と予想
こんな感じです。
いずれも優秀な?専門家(アナリスト、ストラテジスト)がいろいろ分析して導いた結果でも、最大で10円もの開きがあります。
まあ、そのぐらい為替相場の予想は難しいってことでしょうね。
さて、私たちはどうする?
専門家でも予想が難しい為替相場。
円高になればオルカンは値下がりするし、円安になれば値上がりします。
今後は円高になるって予想が多そうだから、今のうちのオルカンを売却でもしますか??
で、来年また円安になるって予想になれば買い戻すとか??
いやいや、無駄なことはやめましょう!
為替なんてどうせわかりませんから、諦めて無視しましょう。
円高になると予想して、仮にFXなんかで「ドル売り円買い」ポジションを持ってヘッジしよう、なんてやっても上手くいかないでしょうしね。
金利差がありますから、スワップポイントで逆にお金を払わなければなりませんし。
ヘッジするにはコストが必要だってことです。
なので何もしないのが一番です。
想定だけはしておきましょう!
138円と言わずに、120円とか100円とかまで円高になる可能性だってあるんです。
そしたら35%以上のマイナスですよ。(恐ろしい、、)
2012年には1ドル=75円とかだってありました。
そしたら50%以上のマイナスです。(死亡、、)
流石に短期的にそこまでの円高はないと思いたいですが、何があるかはわかりません。
で、事前にそんな想定をしていないと、いざ暴落を目の当たりにすると狼狽してしまします。
なのでそんなこともひょっとしたら起きるかも?って想定は、頭の片隅に置いておきましょうね。
もしそんなことになっても、数年すればまた元に戻りますから心配いりませんって(たぶん)。
オルカン買って保有して、あと必要なのは楽観的な視点のみ。
「今日より明日はきっと良くなる!」
そんな気持ちで資産運用を継続しましょう。

そうなるかもしれないし、ならないかもしれない。専門家の言ってることも話半分にしておきましょう!
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