ウィドウメーカー(未亡人製造機)の異名を持つETFって??どんな恐ろしい商品なんでしょう??

債券投資のすすめ
スポンサーリンク

ごましおです。

世の中に異名・ニックネームは多いですが、ウィドウメーカーと異名を持つ金融商品っていったい?!

にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

↑↑クリックして応援お願いします。

iシェアーズ米国債20年超ETF

ウィドウ(widow)とは「寡婦、未亡人、夫に先立たれた妻」を意味します。

未亡人を作り出すもの(メーカー:maker)、すなわち「未亡人製造機

そんな恐ろしい異名(汚名?)で呼ばれる金融商品があります。

それがアメリカ・ブラックロック社のETFである「iシェアーズ米国債20年超ETF」(ティッカー:TLT)です。

最近、そんな不名誉な異名・汚名を返上中なんだとか。

でもその債券ETFが、ガンガン上昇して私たち投資家に利益をもたらしているって話ではないようです。

2020年以降のチャートを見てみると、見事に右肩下がり(涙)

最高値からは半値以下になってしまっています。

んー、確かにこれを大量に買っていた人(夫)は、もしかすると財産を失って、妻は未亡人になってしまったかもしれませんね。

デュレーションが長い

債券を考える時に「デュレーション(Duration)」というものがあります。

デュレーションには、次の2つの意味があります。

  • 債券投資の平均回収期間
  • 金利変動に対する債券価格の変動幅

デュレーションは債券の残存期間が長いほど「長く」なります。

デュレーションが「長い」と、金利が変動した時の価格の変動幅は大きくなるのです。

未亡人製造機であるTLTは残存期間20年以上のアメリカ国債に投資するETFです。

これは極めてデュレーションが長く、その分金利変動による価格の変動幅が大きくなる商品なんです。

アメリカではコロナ禍以降のインフレに対処するため、金利を大幅に上昇させていました(利上げ!)。

アメリカ10年債の金利は一時5%を超えるまで上昇したのです。

債券価格は金利が上昇すると反対に下落します。

急激な利上げによる金利変動の影響をモロに受けて、デュレーションが長い「TLT」は大幅に下落しているのです。

しかし、2024年9月からアメリカでは「利下げ」が開始されたので、それに伴って債券価格も上昇を始めると思っていたんですが、そんなにうまくはいかないみたいですね。

記事では「ウィドウメーカーの汚名返上」なんて書いてありあますが、まったくそんな感じしませんが、、、

ウィドウメーカー(未亡人製造機)といえばこれ!!

まったく話が脱線しますが、私が「ウィドウメーカー(未亡人製造機)」と聞いて真っ先に思い出すのがこちらです。

2002年のハリウッド映画「K-19: The Widowmaker」です。

ハリソン・フォード、リーアム・ニーソンが出演。ソ連のホテル級原子力潜水艦K-19が1961年7月4日、北海グリーンランド付近で起こした事故を元に製作された。

実際に起きた旧ソ連の原子力潜水艦事故を描いた映画です。

ハリソンフォードが潜水艦艦長で、リーアム・ニーソンが副長役だったかな。

結構前に見たのでうろ覚えですが。

原子炉の事故で大変なことになるんですが、それを修理するために乗員がほぼ無防備なまま原子炉に入って作業をします。

当然、放射能の影響で乗員たちがバンバン倒れていってしまうんですね。

でも原子炉の事故を止めないと、もっと大きな、世界を巻き込むような大事件になってしまいます。

なので決死の覚悟で頑張る乗員たち。

そのせいで製造される未亡人たち。

そのせいでこの潜水艦は「ウィドウメーカー(未亡人製造機)」と呼ばれるんです。

いやー、そんな現場に行きたくないですよね。

最近はU-NEXTで「チェルノブイリ ーCHERNOBYL-」というドラマも見ました。

こちらも原発事故と放射能の恐ろしさを描いています。

原発こそ「ウィドウメーカー(未亡人製造機)」です。

恐ろしい。

米国債は今後どうなる?

話が脱線しましたが、記事では米国債は反転の兆しがあると評価されていましたがどうなんでしょうね?

今後金利が下がると予想するなら、今のTLTの価格はかなり安いところにいますよね。

配当利回りも4%近くありますので、ある程度の長期戦を覚悟して買ってみるのも面白いかもしれません。

私はどうするかと言われると、すでにかなりの米国債を保有中です。

こちらの投資信託には、5年と10年の米国債が大量に含まれています。

今のところ「ウィドウメーカー(未亡人製造機)」ほどではないですが、私の資産に貢献はしてくれないですが、今後金利が下がり始めれば、きっと力強く上昇してくれるはずです(たぶん)。

それがいつになることやら(涙目)

ごましお
ごましお

「K-19」は若きハリソン・フォードの名演が見れるおすすめ映画です。未見の方はぜひご覧ください!

スポンサーリンク

コメント