ごましおです。
世界的に見て日本の投資信託はかなりの規模になってきています。
でも、投資運用者の開示に関しては主要国・地域で最下位なんだそうです。
運用担当者の氏名って知りたいですか??
日本は2%で最下位(涙)
投資信託の運用担当者の氏名を開示する動きが日本でもようやく広がり始めた。国内で氏名を開示している投信の比率は11%と2020年比で5倍になり、6月からは日本生命保険の運用子会社も開示を始める。ただ米国や英国に比べると進んでおらず、海外マネーを呼び込む上で課題になっている。
2020年と比べると5倍になった運用担当者の氏名開示比率。
2020年当時はたった2%だったってことですね。

日経の記事によれば、日本は主要26カ国・地域で最低だったそうな。
アメリカでは法律で氏名の開示が義務付けられているそうです。
世界的なスタンダードを目指すなら、今後は運用担当者の氏名は開示する方向に舵を切るべきですね。
米大学の研究者によると氏名を開示していない投資信託は、開示している投資信託に比較して、年間のパフォーマンスが劣化するそうです。
担当者を開示していない投資信託は、運用体制の実態が顧客である私たち投資家には見えにくくなっています。
特に運用結果が顕著に表れるのは「アクティブファンド」の場合でしょう。
長期的にベンチマークを上回る運用をしている、いわゆる上手な運用担当者にお金を任せたいですもんね。
また、インデックスファンドでもベンチマークとの差異が小さいものが良い運用なわけで、担当者によってその上手い下手は必ずあるはずです。
オルカンの運用担当者は?
オルカンを運用している三菱UFJアセットマネジメントは、すでに運用担当者の氏名を開示済みです。
オルカンのHPに行けば誰でもすぐに確認できます。

ちなみにオルカンの運用主担当者(運用責任者)は、インデックス運用部長の「荻野太陽」さん。
運用経験17年のベテランです。

↑笑顔が素敵w
インデックス運用部には26人の運用者がいて、その平均運用経験が9年だそうな。
こうやって私たちの大切なお金の運用状況が見えると、やっぱり安心して任せられますよね。
スーパーに行って肉でも野菜でもそうですが、生産者の顔が見えるとなんとなく安心しますよね。
それと同じですね。

↑これはあくまでCDのジャケットですw
慎重論もあるけれど、、、
記事の最後のほうでは慎重論も記載されています。
確かに投資信託の運用って1人でやるのではないでしょうし、チーム体制を紹介するだけで個人名の開示に消極的な会社もあることでしょう。
まあわからなくもないですよね。
でも重要なのって「海外では開示するのが当たり前」って点でしょう。
日本国内では個人名の非開示が通用したとしても、海外から見たらまた違った見方をされるはず。
今後、国内だけでなく海外からの資金を呼び込むなら、仕組の部分では世界基準に合わせるのが重要だと思いますがどうでしょうか?
日本の投資信託の規模はどんどん大きくなっています。
世界ランキングでも上位に食い込んでいる投資信託も増えています。
今後、この状況をもっと発展させていくために何が必要なのか?
日本の投資環境が発展すればするほど、投資家である私たちにはメリットが多いのですからぜひ注目したいですね。

氏名が開示されて常にチェックされている!ってなれば運用者の真剣度もまた違ってきます。ストレスも多そうですが頑張って欲しいですね。
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