個人向け国債?定期預金??どっちを選べばいいの?無リスク資産と生活防衛資金の違いとは?

債券投資のすすめ
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ごましおです。

現在募集中の個人向け国債変動10の表面利率が、ついに1%になりました。

利率が1%になるのは2008年7月以来で、実に17年振りだそうです。

やっと日本も金利のある世界に突入ですね。

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10年も5年も1%

個人向け国債の最低利率は0.05%が保証されています。

1%ということは、そこから20倍になったのですから最近の金利上昇は勢いがありますね。

将来のことはわかりませんが、今後また0.05%の利率下限に張り付くような事態は想定しずらいですよね。

どちらかというと、これからも金利上昇は継続していきそうです。

だとすると市場金利の変化に追従していく「変動10」がやっぱりおすすめになります。

「固定5」も同じ1%ですが、今後5年間も金利を固定することは金利上昇局面では不利になる可能性があります。

(もっと金利が上がってから買えばよかった~、ってなりそうですよね。)

定期預金金利より高いけど、、、

私はつい先日、SBI新生銀行で3か月定期にお金を預けたばかりです。

SBI新生銀行の3か月定期は利率0.8%ですから、個人向け国債変動10の方がより金利は高いです。

これならちょっと待って、定期預金ではなくて個人向け国債にすれば良かった!

ってなりそうですが、実はそうではありません。

私が定期預金にしたお金は生活防衛資金です。

生活防衛資金って、簡単に言えば不測の事態に備えるお金です。

急にお金が必要になったときに、それまで積み上げた虎の子の「オルカン」を売却するのは忍びないです。

なので毎月の生活費とは別に、そんな急な事態に備えるお金として「生活防衛資金」を準備しているんですね。

SBI新生銀行の定期預金は、預入当日以外は速やかに中途解約が可能です。

(その際はもちろん0.8%よりも低い金利にはなってしまいますが)

対して個人向け国債は、発行後(購入後)1年経過しなければ中途換金ができません。

これではもし1年以内に不測の事態が発生したとすると、スピーディーに対応できません。

なので生活防衛資金として購入するには「個人向け国債」は不向きかもしれません。

では、なぜそんな個人向け国債をおすすめするんでしょうか?

生活防衛資金と無リスク資産

私の場合で考えてみますと、毎月の生活費として30万円、生活費6か月分の180万円を生活防衛資金として確保しています。

これらのお金は速やかに使えることが重要ですから、銀行の普通預金口座などに置いています。

そしてそれ以外のお金が「投資に回せるお金」になります。

↑図にするとこんな感じ↑

そして「投資に回せるお金」を価格の変動する「リスク資産」と元本保証の「無リスク資産」に分けて考えます。

↑図にするとこんな感じ↑

私がおすすめしているのは、この赤で示した「無リスク資産」として個人向け国債変動10を保有することです。

↑実際の商品を当てはめてみるとこうなります↑

生活費と生活防衛資金(普通預金と定期預金)でガッチリ防御を固めているので、個人向け国債やオルカンを長期に運用できるって寸法です。

この組み合わせは個人向け国債とオルカンの比率を変化させることで、どんな人の資産運用もこれ1本で問題なく行えます。

よりリスクを取ってもよい人はオルカンの比率を上げます。

反対にリスクをそんなに取りたくない人は、個人向け国債の比率を高めればいいわけです。

コストもほとんどかかりませんし、詐欺師に騙される心配もありません。

まあ、最強の布陣ですw

私はリスク全振り!

じゃあお前の場合ははどんな比率なんだ?って言われたら、こんな感じです↓

あくまでもイメージですが、ほとんど「無リスク資産」はありません。

以前購入した債券が少々ありますが、残念ながら個人向け国債は保有していません。

そして現在は余力が生じたら速やかにオルカンを買っています。

生活費と生活防衛資金の金額は固定ですので、オルカンを購入すればするほどリスク資産の比率がどんどん高まっていきます。

これぞ「フルインベストメント」ですかね。

50:50が管理しやすい?

私みたいにほとんど無リスク資産を保有しないと、当然ですが暴落を食らうと一気に資産が減少してしまいます。

もちろん、私はそれを理解したうえでこの資産配分にしているのですが、正直すべての人におすすめできるものでもありません。

そこで以前私がやっていて、多くの人にも管理がしやすい「50:50」の資産配分をおすすめします。

これはリスク資産と無リスク資産の配分を「50:50」に維持する方法です。

実際の金額でこの資産配分を考えてみます。

40代2人以上世帯の平均貯金額は約900万円です。

それを次のように配分します。

  • 生活費:30万円
  • 生活防衛資金:180万円
  • 個人向け国債:350万円
  • オルカン:340万円

↑図にするとこんな感じ。

どうですかね?

とってもシンプルで管理も簡単だと思いませんか?

もっとリスクを取りたい人なら、オルカンを400万円とか500万円とか、比率を上げていきます。

リスクを取りたくないなら、反対に比率を下げればよいわけです。

んーわかりやすい!

ということで、、、

個人向け国債と定期預金、無リスク資産と生活防衛資金の違いについて考えてみました。

特に初心者の人だと結構一緒くたになってしまう点ではないでしょうか?

これをみてちょっとでも資産運用について理解が深まれば幸いです。

ごましお
ごましお

日本の金利が上がってきたことで資産運用の幅も広がりそうですね。今後も魅力的な商品がいっぱい出てくるといいですが。

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