ごましおです。
6月5日から取り扱いが開始された楽天証券唯一の日本円公社債投資信託。
「楽天・マネーファンド」の利回りは予想外に高い金利でした。
さて、この商品をどうやって使うのが良いですかね??
意外に高金利??

6月第1週目の平均利回りが0.463%となった「楽天・マネーファンド」です。
その他の証券会社が運用する同様のファンド(MRF)の平均利回りと比較してみます。
商品名 | 平均利回り | 運用証券会社 |
---|---|---|
楽天・マネーファンド | 0.463% | 楽天証券 |
野村MRF | 0.318% | 野村証券 |
日興MRF | 0.274% | SMBC日興証券 |
ダイワMRF | 0.238% | 大和証券 |
日本MRF | 0.2996% | SBI岡三AM |
三菱UFJ MRF | 0.2449% | 三菱UFJAM |
参考)SBI新生銀行 | 0.4% | (普通預金金利) |
参考)楽天銀行 | 0.28% | (優遇金利) |
どうでしょう?
並みいる有名?証券会社の運用商品と比較しても、かなり高い金利になっています。
もちろんその時々の市場金利状況によって平均利回りは変動しますが、それでも0.1~0.2ポイントの差がつくのは大きいですね。
楽天・マネーファンドの特徴は?
以前、こちらの記事で紹介しましたが、楽天・マネーファンドは公社債投資信託(MRF)です。
特徴を抜き出してみると、
- 安全で流動性が高い(いつでも売買できる)商品
- 毎日分配される商品(毎日利子がもらえる!)
- 1か月分の分配金が自動で追加、だから複利運用
- いつでも買えるし、いつでも売れるよ!
と、かなり使い勝手がよい便利な商品といえます。
なので、先日の私の記事では「金利(利回り)が重要」と評価したのですが、0.4%台後半の利回りは十分評価に値します。
楽天銀行とマネーブリッジで連携していれば、お金を証券会社に移すことなく直接購入することが可能です。
また将来的には「楽天・マネーファンド」から直接株式や投資信託が購入できるようになります。
そうなれば待機資金の置き場所として、かなり良い候補になるのではないでしょうか?
楽天・マネーファンドの正しい使い方!
ではこの「楽天・マネーファンド」をどうやって活用するが正解なんでしょう?
楽天銀行より高利回り!
まず、楽天銀行の優遇金利0.28%に比較して、現在は0.2ポイント近く利回りが高い状況です。
多額のお金を楽天銀行の普通預金や定期預金に置いている人は、すぐに「楽天・マネーファンド」を購入しましょう。

楽天銀行の定期預金金利(~1年)を見てみると、もはや定期預金にする必要はありませんね。
6か月定期預金の金利が0.225%ですから、そんなところでお金を拘束するのは高い利回りを捨てることになります。
ただし「楽天・マネーファンド」は預金ではありませんので「預金保険制度」の適用を受けられません。
万が一、金融機関が破綻しても普通預金や定期預金なら「預金保険制度」が適用されて、1000万円までとその利子が保護されます。
楽天・マネーファンドは保護されませんので、その点が心配な人は定期預金が良いかもしれませんね。
1年以上なら定期預金??
楽天銀行の1年の定期預金は0.6%と「楽天・マネーファンド」よりも高い金利が付きます。
では、1年以上お金を預けるならやっぱり定期預金でしょうか?
でもちょっと待ってください。

個人向け国債変動10の金利が1.0%なのに、それよりも信用度が低い楽天銀行で0.6%の定期預金にする意味はありません。
1年以上の定期預金にお金を入れるということは、そのお金は最低1年間は使う見込みのないものですよね。
だとしたら「個人向け国債変動10」を買いましょう。
楽天証券で手数料無料で購入できますし、買ってから1年経過すれば損失なく解約が可能ですから。
生活防衛資金の置き場所として最適?!
私は生活防衛資金として130万円をSBI新生銀行に預けています。
つい先日より金利の高い3か月定期預金にしました。
SBI新生銀行の3か月定期預金の金利は0.8%です。
「楽天・マネーファンド」よりも高い金利ですが、これにはちょっと裏があります。
生活防衛資金ですから
私がSBI新生銀行に預けているお金は「生活防衛資金」です。
このお金は何か不測の事態があって、生活費以上のお金が必要になることに備えて取ってあるお金のことです。
なので、すぐに現金化できることが重要なんです。
もちろんSBI新生銀行の定期預金も、預け入れた当日意外なら即日解約することは可能です。
ただしその場合は0.8%という高い金利は、もちろん適用されません。

6か月未満の定期預金の中途解約金利は「普通預金の利率」とされています。
SBI証券と連携させればダイアモンドステージになって、普通預金金利は0.4%となります。
なので中途解約した場合には「楽天・マネーファンド」の金利よりも下がってしまいます。
生活防衛資金の一部を「楽天・マネーファンド」に!
SBI新生銀行の定期預金は30万円以上から預け入れできます。
現在私は130万円を30万円と100万円に分けて預けています。
もし急にお金が必要になった場合に、まず30万円の定期を解約して対処するためです。
この30万円は中途解約すると「楽天・マネーファンド」よりも低い金利になってしまいます。
なので今後はこの30万円で「楽天・マネーファンド」を購入することにしたいと思います。
楽天・マネーファンドは当日16時までに解約指示を出せば、翌営業日に現金化されます。
なので最短1営業日、どんなに時間がかかっても2営業日で現金化が可能です。
しかも楽天・マネーファンドは毎日分配金が支払われます。
(解約しなければ1か月分がまとめて月末に自動追加)
なので、いつ解約してもそれまでの金利を(減額されることなく)得ることができるのです。
んー、これは便利だし損しませんね。
正しい使い方をまとめてみると。
楽天・マネーファンドの正しい使い方をまとめてみると次のようになります。
- 生活防衛資金(一部)の置き場所としてピッタリ!
- 1年未満の資金の置き場所としてもピッタリ!
- 1年以上使わないお金なら「個人向け国債変動10」にしましょう!
- もっと使わないお金なら、迷わず「オルカン」へ!
こんな感じになりました。
私はSBI新生銀行の3か月定期預金が満期になったら、その一部のお金で「楽天・マネーファンド」を購入する予定です。
この先、金利がもっともっと上昇すれば、多くの分配金が得られることになります。
んー楽しみですね。
今回の記事が何かの参考になれば幸いです。

上限1%の信託報酬は私の計算上0.091%になりました。利回りから引くと0.372%に?!あれ?かなり低くなっちゃった!!それは次回考えてみます。
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