楽天・マネーファンドのコストってどれくらい?信託報酬を計算してみました。

債券投資のすすめ
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ごましおです。

最近取り扱いが開始された「楽天・マネーファンド」ですが、ちょっと気になって記事にしています。

今回は投資信託にとって重要なコストについて調べてみましたよ。

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楽天・マネーファンドは公社債投資信託!

楽天・マネーファンドは公社債「投資信託」ですから、オルカンなどの株式投資信託と同様に保有中にコスト:信託報酬等が必要になります。

楽天・マネーファンドの投資信託説明書を確認すると、運用管理費用(信託報酬)の欄にこんな記載があります。

運用管理費用(信託報酬)=運用期間中のファンドの元本×信託報酬率

信託報酬の総額は、ファンドの元本の額に、年1%以内の率を乗じて得た額を、毎計算期末(毎日決算を行い
ます。)に計上します。

当日の信託報酬率は、当日の報酬控除前収益を基に算出した仮収益分配金を基に算出する年換算収益分配率に100分の20を乗じて得た率以内の率とします。

投資信託説明書 P7

まず、「信託報酬はファンドの元本に信託報酬率を掛けたもの」って部分は他の投資信託と同じです。

問題なのは、信託報酬の総額が「年1%以内の率」ってされているところ。

楽天・マネーファンドの現在の年利回りは0.463%(税引き前)ですから、最大1%もの信託報酬が引かれてしまったら実質マイナスなわけです。

買えば買うほど損をする商品なんて誰も買いませんから、もっと低い信託報酬なはずです。

で、最後の一文が重要です。

当日の信託報酬率は、当日の報酬控除前収益を基に算出した仮収益分配金を基に算出する年換算収益分配率に100分の20を乗じて得た率以内の率とします。

これってどうゆうこと???

Geminiさんに聞いてみた。

私の頭では全く理解できない難しい文章。

こんな時に頼りになるのはAI先生ですね。

さっそくGeminiさんに「中学生にもわかるように説明してください。」と聞いてみました。

簡単にまとめると、投資信託の手数料(信託報酬)は、

  • みんなが投資したお金に対して、毎日少しずつ引かれるよ。
  • 1年間で引かれる手数料は、投資したお金の最大1%までだよ。
  • その日の手数料の割合は、その日の利益によって変わるけど、利益の20%を超えないように決まっているんだ。

こうすることで、ファンドがちゃんと利益を出してくれたら手数料も少しはかかるけど、投資する人が安心して任せられるように、手数料にも上限が設けられているんだね。

わかりやすい!!

これを元に実際の数値で考えてみます。

実際に計算してみる。

楽天・マネーファンドを10万円分購入したと仮定して計算してみます。

1年間で引かれる手数料は、投資したお金の最大1%までだよ。

10万円の1%ですから1000円が年間の最大の手数料になります。

その日の手数料の割合は、その日の利益によって変わるけど、利益の20%を超えないように決まっているんだ。

現在の平均利回り0.463%を使って、その日の利益を計算すると、

10万円×0.463%÷365日=1.27円

その20%を超えないようになっているので、

1.27円×20%=0.254円

これがその日の最大の手数料となります。

これを年率に直すと、

0.254円×365日÷10万円×100=0.093%

ということで、現在の利回りを元に計算すると、年間の信託報酬は0.093%となりました。

(計算合ってるかな??w)

信託報酬以外にも、、、

Geminiの分析と私の計算が間違っていなければ、実際の利回りは信託報酬分マイナスとなるはずです。

0.463%-0.093%=0.37%

実際の利回り(税引き前)はここまで下がりました。

しかも、私たちが(間接的に)負担する手数料は信託報酬以外にもあります。

以下の費用・手数料は、原則として受益者の負担とし、投資信託財産中から支払われます。
・信託事務の処理に要する諸費用
・投資信託財産にかかる監査報酬
・法定書類の作成・印刷・交付にかかる費用(注)
・その他投資信託財産の運営にかかる費用(注)
・組入有価証券の売買の際に発生する売買委託手数料 等
監査報酬は日々計上され、毎月の最終営業日または信託終了時に支払われます。それ以外の費用・手数料等
はその都度支払われます。

うひゃー、結構必要ですね。

※これらの費用・手数料等については、運用状況により変動するものであり、事前に料率や上限額を表示することができません。

しかも、いくらかかるのか?

計算すらできません。

これらの諸費用は必ず元本から引かれますから、利益が年率0.37%より低くなるのは確実です。

↑この表記は嘘や間違いではありませんが、まあ眉唾ものですよね。

実際に私たち投資家が得られる利益を「そのまま表現したもの」ではない、ってことは間違いなさそうです。

実際に買ってみた。

ということで、実際にどのくらいの利益が得られるのかは、今の段階では不明です。

なので実際に買って確かめることにしました。

10万円分の買い注文を出しました。

信託報酬や諸費用(と税金)が引かれた実際の投資家の利益から、正しい?利回りを計算してみたいと思います。

まずは1か月運用してみて、結果を記事にする予定ですのでお楽しみに!

ごましお
ごましお

銀行の普通預金ならこんな面倒な確認作業はいらないんですが。やっぱり運用商品は複雑ですから理解するのには投資家側の努力も必要なんです!

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