今すぐFIREしたらどうなる?資産取り崩しを数字でシミュレーション!

資産の状況
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ごましおです。

私は資産運用の目的としてFIREを目指しているわけではありません。

資産が想定以上に増えて、結果として労働収入がなくても生活できるようになるかもしれませんが(嬉)。

でも、ちょっと気になるFIRE生活。

今すぐFIREしたとして、私の資産額だとどんな感じになるのか?
ちょっとシミュレーションしたくなりました。

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FIREにもいろいろある?!

FIRE(Financial Independence, Retire Early)という言葉が一般的に使われるようになって、あっという間に広まりました。
実際にFIREしている人もたくさんいらっしゃいます。

私自身はそんなに意識していなかったのですが、実はFIREにもさまざまな種類があるんですね。

こちらの記事によれば、だいたい7~8種類くらいのFIREがあるのだとか。

  • ファットFIRE
  • リーンFIRE
  • サイドFIRE
  • バリスタFIRE
  • コーストFIRE
  • FIRA60
  • FIRO
  • サードFIRE

詳細は記事を読んでいただくとして、私に合いそうなのは「コーストFIRE」「FIRA60」「FIRO」あたりでしょうか。

ちゃんと仕事をしながらも資産運用に励み、いつ退職してもよい状態を維持しておく。
これなら心に余裕を持ちながら、良い仕事もできるし、良い余暇も送れるでしょう。

なんなら「コーストFIRE」はすでに達成しているような気がしています(笑)。

なので、あとは60歳前後でリタイアするのか(FIRA60)?
それとも、いつでもリタイアできる状態を維持するのか(FIRO)?
その違いだけのようです。

私もFIRE民だったなんて、ちょっと驚きです(笑)。

せっかくなのでファットFIREでシミュレート!!

私はコーストFIRE達成者のようですので、シミュレーションは完全FIREの「ファットFIRE」で行うことにします。

最近は毎月10日前後に1か月の収支を計算しています。

7月の収支は1万5,000円ほどのプラスでした。

現在、銀行口座には生活費と生活防衛資金として、生活費の半年分を置いています。
その額は1か月の生活費を30万円とすると、180万円です。

ここに給料収入がプラスされ、毎月の生活費などの支出がマイナスされることで収支が決まっています。
完全FIREすると給料がなくなるため、毎月の決まったプラス分がなくなります。
収支を計算する際に足りない分を補うため、虎の子の資産を売却することになります。

すなわち「資産の取り崩し」ですね。
これを実際の資産の値動きを踏まえてシミュレーションしてみる企画になります。
(実際に売るわけではありませんよw)

シミュレーション条件

  • 給料とボーナスなし!
  • 毎月のオルカン定期積立もなし!
  • 現実の価額での投資信託売却を想定!

どのくらい資産が減っていくのか、シミュレーションしてみます。
さて、実際どんな結果になるのでしょう??

何を売るか??

現在の私の資産は大きく分けて4つに分類できます。

  • 特定口座
  • 旧つみたてNISA
  • 新NISA
  • iDeCo

この中でiDeCoは仕組み上、60歳にならないと換金できませんので除外します。

また、非課税口座は長期にわたって非課税の恩恵を受けることが前提ですので、取り崩す順番としては次のようになります。

  1. 課税される特定口座
  2. 20年の期限がある旧つみたてNISA
  3. 無期限の新NISA

ということで、特定口座で追加投資をしていない「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」から売却していくことにします。

↓↓ 8月15日現在のスリムS&P500をスタートラインとします。

数量取得単価現在値損益損益%評価額
4,101,80714,660円34,788円8,256,117円137.29%14,269,366円

売却時の計算は??

NISA口座であれば売却時に税金が不要なので計算は簡単です。
しかし今回は課税される特定口座での売却ですから、税金を考慮した計算をしなければなりません。

👉 こちらの記事で紹介した便利なツールを活用させていただきます。
税金分を考慮して売却すべき金額を計算することができます。
(使用ツール:はこライフ 取得金額計算機

先月の収支で早速計算!!

先月の支出を計算すると、合計で32万3,512円でした。
むむ、想定した生活費30万円を超過しています(笑)。

ただし、この金額の中にはSBI証券で定期積立をしている「オルカン」5万円も含まれています。
完全FIRE後は資産の取り崩しのみで対応しますので、この5万円は除外します。

よって7月の収支は27万3,512円となりました。

この金額とスリムS&P500の条件を先ほどのツールに入力します。

結果はこちら!

総額30万9,944円(89,095口)を売却することに。
税金で36,431円
も引かれているのが地味に痛いですね。

この金額と口数(数量)を売却した結果、スリムS&P500は次のようになりました。

(上が売却前、下が売却後)

数量取得単価現在値損益損益%評価額
4,101,80714,660円34,788円8,256,117円137.29%14,269,366円
4,012,71214,660円34,788円8,076,787円137.29%13,959,422円

ふむふむ、今まで積み上げる一方だったので、資産が減るのは新鮮です(悲)。
この条件を来月まで引き継ぐことにします。

資産減少時の感覚は?

このシミュレーションの目的は、実際に「資産取り崩し期」になったときの感覚を体験することです。

特に、自分の資産が減少していくことを体験できるのはとても有意義だと思っています。
将来、必ず取り崩し期はやってきます。そのとき、自分がどう感じるのかを今から知っておくのは重要ですよね。

多くの場合、自分の資産が減っていくことには耐えられないでしょう。
でも、本来の目的は“取り崩すために(お金を使うために)資産運用している”ことです。

ちゃんと頭を切り替えられるように、しっかりシミュレーションしておきたいと思います。

ごましお
ごましお

証券会社には「定期売却」という機能もありますが、基本戦略としては必要な分だけ取り崩すのが原則。少しでも長く、資産にも働いてもらわないといけませんね。

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