ごましおです。
厚生労働省が、手軽に公的年金額を試算できる「シミュレーター」の運用を開始したそうです!
さまざまな条件を入力すると、将来受け取れる年金額が試算されます。
このシミュレーターの優れている点は、受け取り条件を簡単に変更して、受取額の変化を確認できるところ。
年金は65歳から受け取るより、繰り下げたほうが得だと言われていますが、それは本当なのでしょうか?
ちょっと気になりますよね。
基礎年金、厚生年金、iDeCoまで!

さっそく厚生労働省のHPから、公的年金シミュレーターを使ってみました。
使い方は簡単で、生年月日と現在・将来の働き方を入力するだけです。
基礎(国民)年金の試算には、保険料を支払った期間が必要ですが、厚生年金に加入している場合はまとめて支払っているため、特に難しくありません。
一方、厚生年金の試算では、働いている期間の平均年収が必要です。これを正確に出すには「標準報酬月額」を確認する必要があります。
(調べ方は後半で!)
今回は使い方の確認とシミュレーターの特徴を紹介するため、平均的な収入で試算してみました。
氷河期世代で平均年収だったら?
氷河期世代の2000年に大学を卒業し、23歳から60歳まで平均年収400万円だった場合で試算してみます。
その結果がこちら。
毎月13万円です

毎月の年金が13万円で、1年間では156万円です。
正直、これが多いか少ないかというと……決して多いとは言えませんよね。
この年金額だけで生活するのは、なかなか厳しいのが現実です。
まずはこの事実を押さえておきたいところです。
このシミュレーターの良い点は、条件を変えることで受取額の変化がすぐ確認できること。

年収・退職年齢・受給開始年齢を変更できます。
つまり、年金額が少ないと感じる場合は
・年収を上げる
・長く働く
・受給開始を遅らせる
といった選択で増やせることが、直感的にわかります。
税と社会保険料も試算可能
もう1つ便利なのが、税金と社会保険料も含めて試算できる点です。

例えば、年金が月13万円(年156万円)の場合、年間17万円が税金・社会保険料として引かれます。
月あたり約1.4万円なので、手取りは約11万6,000円。
かなりリアルな数字が見えますね。
繰り下げ受給は本当に得?
一般的に「年金は繰り下げたほうが得」と言われます。
現在の制度では、1か月遅らせるごとに0.7%増額されるためです。
(逆に前倒しすると0.4%減額)
ただし、受給額が増えれば、その分税金や社会保険料も増えます。
このシミュレーターでは、その影響も含めて比較できます。
例えば75歳まで繰り下げると、月24万円(年288万円)に増えます。

ただし、その場合の税金・社会保険料は年間42万円。

なかなか悩ましいですね。
結局いつからがいいのか?
今回の条件で、60歳〜75歳の受給パターンを比較してみました。
ポイントは「総額でいくらもらえるか」です。
年金は「公的年金保険」であり、長生きのリスクに対処する保険の一種です。
月額だけでなく総受取額も重要です。
男性の平均寿命は81歳前後だそうですので、今回はちょっと長めの85歳まで生きる想定で比較しました。
| 年齢 | 年金額 | 税金など | 手取り | 余命まで | 総額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 60歳 | 120万円 | 11万円 | 109万円 | 25年 | 2725万円 |
| 65歳 | 156万円 | 17万円 | 139万円 | 20年 | 2780万円 |
| 70歳 | 222万円 | 28万円 | 194万円 | 15年 | 2910万円 |
| 75歳 | 288万円 | 42万円 | 246万円 | 10年 | 2460万円 |
その結果、最も多く受け取れるのは「70歳から受給」でした。
一方、75歳まで繰り下げると月額は増えますが、総額はむしろ少なくなります。
また、60歳と65歳は総額に大きな差はありません。
ということで、年金は70歳からもらいましょう!
あなたはどうする?
今回の試算では70歳受給が有利でした。
ただ、だからといって私は70歳まで待つつもりはありません。
私は60歳から受け取るつもりです。
理由はシンプルで、「お金は使ってこそ価値がある」と考えているから。
若いうちに使えるお金のほうが、満足度は高いと思うんですよね。
70歳以降で体が思うように動かなくなってからでは、使い道も限られますし。
私にとっては、60歳でも65歳でも総額に大きな差がないなら、早くもらって使うほうが合理的です。
みなさんはどう考えますか?
最後に
今回のシミュレーターは、簡単に将来の年金額を試算できる便利なツールです。
ぜひ一度試してみてください。
また、正確な年金額を知りたい場合は、日本年金機構の「ねんきんネット」で確認できます。
マイナポータルと連携すれば、これまでの納付状況や将来の受給見込み額も確認できます。
標準報酬月額もチェックできるので、より正確な試算が可能です。
こうした情報を把握すると、「年金だけでは生活が難しい」という現実も見えてきます。
だからこそ、資産運用の重要性も実感できるはずです。

試験運用中ですが、iDeCoの試算にも対応しています。自分の年金額、しっかり把握しておきましょう。




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