ごましおです。
ここ最近の相場に勢いがあるのは、やっぱりAIや半導体関連の株が急上昇しているからですよね。
かつてのドットコムバブルと同様に、今回の株価上昇もAIバブルだと考える人は多くいるようです。
今現在の状況が果たしてバブルなのか?は、なかなか難しいことですし、永遠に株価が上がり続けることもありません。
いつかは幸福な時間が終わり、寒く厳しい冬の時代が来るのでしょう。
それがいつなのかはわかりませんけどね。
S&P500が75%も下落する!?
経済界の一部には悲観論者の一団がいて、「パーマベア(Permabear:永久的な弱気派)」と呼ばれるそうです。
株価が上昇したとしても、「これはバブルだ!」「すぐに大暴落が起きる!」と警告を発する人たちのこと。
今回の記事でも、S&P500が最大で75%も大暴落する可能性があると主張しています。
彼らは次の4点をその根拠にあげています。
- 「極端な」バリュエーション
- 財政赤字頼みに見える企業利益
- 信用取引残高が極限水準に
- IPOフィーバー
細かい内容は記事を読んでいただくとして、
「歴史を振り返ると、今日のような投機的な熱狂は必ず悲惨な結末へと向かっている」
という彼らの主張にも、耳を傾ける必要があるのでしょうか?
私のような個人投資家からすると、彼らの主張や分析が正しくて、現在が危険なバブルの真っ最中なのかは判断できません。
しかし、永遠に上昇する株というものはありませんから、必ずいつかは大きな暴落が来るのは必然と考えるべきでしょう。
多くの人にとっての問題は「それがいつなのか?」なんですが、それをピッタリ当てられる人なんていないでしょう。
また、「俺はピッタリ当てられるんだ!」っていう人のことは、信用しないほうがよさそうですね(笑)。
信用取引残高が過去最高に!
ただしちょっと気になるのは、(アメリカの場合ですが)信用取引残高が過去一増えているという点です。

信用取引残高とは、簡単に言えば「借金をして株を買っている割合」のことです。
その比率が急激に上昇してピークをつけた後に、過去の歴史では大きな暴落が起こっていると言われています。
今現在は過去と比較して、かなり高いところまで上昇しているように見えますね。
最近の株価の急上昇に、この「借金で買った株」の影響が大きいとしたら……
あるべき株価よりも、かなり高く評価されている可能性が大きいと判断できそうですね。
借金して株なんてダメ!?
個人投資家である私たちは、借金して株を買うなんてやめたほうがいいです。
少なくとも私はそう考えているんですが、世間はそうではないようですね。
お隣の韓国では、サムスン電子などの個別銘柄にレバレッジを掛けられるETFが導入されたことで、個人投資家が殺到し、株価を急上昇させたそうです。
例えばプラス2倍のレバレッジがかかるとすると、対象の株価が100円上昇すると、200円上昇するように設計されたファンドのことをレバレッジファンドと呼びます。
当然、元の銘柄の株価が上昇してくれれば、その2倍の速さで自分の資産は増加しますから、資金効率は良くなります。
少ない元手で大きな利益を得られるということで、借金をして取引しているのと同じシステムといえます。
韓国では、株価が急落したことによって、レバレッジファンドを購入していた多くの人が莫大な損失を抱えているようです。
社会問題化して、レバレッジ取引自体が規制されるようになったそうですが、実は日本でも同様のことが起きる可能性があります。
人気のレバレッジファンド
楽天証券の投資信託ページでは、全銘柄の買い付けランキングを見ることができます。
それによると、30代~60代の買い付け金額で第3位に「楽天日本株4.3倍ブル」という商品があります。
(20代では第7位でした。)
これは、日本株式市場の値動きの4.3倍も大きく動くように設定されています。
簡単に言うと、日本の株式市場が100円値上がりした日には、このファンドは430円も値上がりするのです。
プラス4.3倍ものレバレッジが掛かった商品であって、それが買い付けランキングの上位に位置しているのです。
いやはや、みんな早くお金持ちになりたいからなのか、こんな商品を買いまくっているんですね。(恐怖)
ちなみに6月2日に直近高値の176,620円を付けた後に大きく下落して、7月24日現在で95,330円になっています。
実に46%もの暴落です(笑)。
買い付けランキング第3位のファンドですから、多くの人が買っていたはずですが、その人たちは生き残っているのでしょうか?
借金して投資をするなら・・・?
私からすると、こんな高値圏にある時に借金して株を買うなんて「狂気の沙汰」ですよ。
ちゃんとした戦略に基づいて、極めて短期のトレードとして扱うならまだ理解もできますが。
おそらくそうした使い方ではない人も多いのでしょう。
私が思うに、ここ20〜30年の間で借金をしてでも投資をすべきだった時期というのは、リーマンショックの底です。
歴史的な大暴落の時に、世間に逆らって全力で買いに行くために借金をする。
これこそが、借金をして株を買うことが唯一正当化できる時期といえます。
まあ、そんなときに株を買うことすらできない人が大半なんですけど。
そう考えると、今のように株を買うことが容易い時期っていうのは、実は初心者の人にとっては危険な時期でもあるんですね。
悪いことは言いませんから、早くお金持ちになりたいって焦るのはやめましょう。
ゆっくりお金持ちに!
60代以上の人は、資産運用できる時間がないから、レバレッジファンドを使ってギャンブルをせざるを得ないかもしれません。
でも、20代とか30代の人が焦る必要なんてありません。
ちゃんとした理論に基づいた長期投資に、腰を据えて取り組めば、ゆっくりとではありますが確実にお金持ちになれます。
焦ることで逆に自分のお金をドブに捨てることになったら、良い経験にはなるかもしれませんが、一発で退場になる可能性だってあります。
常に長期的な視点を忘れなかった人だけが、将来大きな富を手に入れられます。
それだけは忘れたくありませんね。

「楽天日本株4.3倍ブル」は1300億円以上も売れています。いったいどんな人が買っているんですかね〜?





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