ごましおです。
資産運用をする目的って、何でしょうか?
私の目的はシンプルです。
「将来のお金の不安を解消すること」。
将来のために、“今”準備をしているわけです。
将来になってから慌てて準備しようとしても、やっぱりうまくはいきませんよね。
老後のためのものを、老後に始めても……という話です。
72歳で新NISAを始めた男性の話
「老後の生活費を少しでも補えたらと思って、新NISAを始めたんです。でも最近、“これは今から始めるものじゃないのかも”って思い始めていて…」
都内に住む72歳の男性が、年金生活をしながら新NISAで毎月3万円の積み立て投資を始めたそうです。
しかし、ご本人もどこか違和感を抱いています。
「医療費や介護費のことを考えると、70代後半からは“備えるより備えたものを使うフェーズ”に入る気がしていて…。NISAで積み立てているお金を“今すぐ使えるお金じゃない”と思うと、ちょっと不安になってきました」
この方は、2018年からの「つみたてNISA」も利用していたそうなので、完全な投資初心者ではありません。
それでもやはり、新NISAを使った積み立て投資は「将来に備える」ための仕組みです。
老後に入ってから始めるのは、少し“泥縄”的な印象を受けます。
将来の自分に送金するインデックス投資
新NISA、とくにつみたて投資枠を使ったインデックス投資は、とても合理的な投資方法です。
ただし、ひとつ欠点があります。
それは、積み立てをしている間は、その分だけ今の可処分所得が確実に減るということです。
私は毎月オルカンを7万円分積み立てていますが、その7万円は当然いまは使えません。
つまり、家計としてはマイナスです。
いわば、今あるお金を使わずに、将来の自分に送金しているようなものです。
(もちろん、利回りという“利子”をつけて。)
だからこそ、インデックス投資をしている限り、究極的には現在の生活が直接豊かになるわけではありません。
iDeCoであれば、拠出額が全額所得控除になるため、税制面でのリターンがあります。
しかし、新NISAにはその仕組みはありません。
この違いは、きちんと理解しておくべきだと思います。
それぞれの世代に合った備え方を
新NISAに年齢制限はありません。
ですが私は、やはり現役世代向けの制度なのではないかと考えています。
資産運用の大きな目的が「将来(老後)のお金の準備」であるなら、必ずしも新NISAである必要はありません。
人それぞれ、自分に合った方法で将来に備えればいいのです。
私より上の世代の方々には、新NISAのような制度はありませんでした。
だからこそ、別の方法で準備してきたはずです(…ですよね?)。
一方、若い世代は将来の年金などに不安を感じている人も多いでしょう。
だからこそ、使える制度は積極的に使うべきです。
将来の若者たちに、
「あんなに良い制度があったのに、なんで使わなかったの?」
なんて思われないためにも。
始めるなら、若い“今”です。

70歳で資産が現金のみだったとしたら——
私なら、きっと全額オルカンにします。
……まあ、そんな変態はなかなかいないでしょうけど(笑)



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