24時間は戦えません。40代の私が「静かな退職」を考えてみた

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ごましおです。

恥ずかしながら「静かな退職」という言葉を初めて知りました。

正社員の4割以上が「静かな退職」状態なんだとか。

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いわゆる「ワークライフバランス」のこと?

こちらの記事によると「静かな退職」とは、「やりがいやキャリアアップは求めずに決められた仕事を淡々とこなすことを指す。」とのこと。

なんかこの文章だけ読むと「指示待ち人間」とか「無気力社員」みたいなイメージが浮かぶのですが、「静かな退職」とはそれらとはちょっと違うみたいです。

もう少し詳しい定義を探してみたところ、以下の記事がありました。

こちらの記事によると、

「静かな退職(quiet quitting)」とはキャリアアップや昇進などを目指さずに必要最低限の仕事をこなす働き方のこと。ただし、実際に退職をするわけではなく、退職が決まった従業員のような余裕をもった精神状態で働くことを指している。

これは仕事とプライベートの境界をしっかり分け、ワークライフバランスを重視する働き方だ。日本では聞きなれない言葉だが、この考え方がアメリカを中心にトレンドになっている。

と「静かな退職」を定義しています。

要するに、最近職場でよく聞く「ワークライフバランス」と似ています。

ただ「ワークライフバランス」というと仕事も実生活もどちらも充実させましょう!的なニュアンスがありますが、「退職が決まった従業員のような余裕をもった精神状態で働くこと」が「静かな退職」だとすると、より「ライフ」に重点を置く働き方と言えそうです。

確かに退職が決まって退職日まで残務処理をしている自分を想像すると、心はもはや職場にありませんよね(笑)。

自分もそうだし、上司や同僚など周囲の人も「まあ、あの人は退職する人だから」と優しい目で見てくれそうです。

そんな環境で定年まで仕事ができたら、それこそノーストレスで逆に良い仕事ができそうな気すらしてしまいます。

24時間は働けませんって。

なぜ「静かな退職」が広まっているかというと、先ほどの記事によれば「ハッスルカルチャー」への反動だからだそうです。

「仕事はあなたの人生ではない」「仕事が自分の人生でなければならないというハッスルカルチャー的なメンタリティーには賛同しない」と発信しており、アメリカで多くの人に広まった。特にミレニアル世代で流行した「上昇志向」「ハッスルカルチャー」といった「仕事のために生きる」という価値観に反対するムーブメントとなっている。

日本でもリゲインのCMで「24時間、戦エマスカ」という言葉が流行しました。

1989年のことだそうです。

どうでもよいですが、私が初めて買ったCDが「24時間、戦エマスカ」で有名な「勇気のしるし」でした(笑)。

小学生の頃ですね。

8cmのCDを中央からパキッと割って小さくして保管したものです(笑)。

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ちなみに「24時間、戦エマスカ」というフレーズは「24時間働け!」という意味ではないそうです。

ちゃんと「オンとオフを使い分けて戦おう!」ということで、まさにワークライフバランスの先駆けのような言葉だったそうです。

時代的にも、その後の日本の労働環境を考えても、まったく逆の意味で理解されている部分が多いですね。

「リゲイン飲んで死ぬまで働け!」的な。

誰が「静かな退職」をしているのか?

では正社員の4割以上が実践中というこの「静かな退職」ですが、誰がしているのでしょうか?

先ほどのこちらの記事の中にその答えが記載されています。

  • 非管理職・一般社員
  • 40代・50代

日本においてはこれらの属性の人が「静かな退職」をしているとのこと。

まさに私じゃないですか(笑)。

調査を行った会社によると、

同社は「静かな退職」を「自発的貢献意欲が低く継続勤務意向が高い人材」と定義した。40代が全体の36%、次いで50代が全体の30%となっている。特に一般社員の「静かな退職」の比率が大きいため、役職についていないミドルシニア世代の「静かな退職」が多いことがわかる。

うーん、よくわかります。

人的資本と金融資本

すべての人がそうだとは言いませんが、私の場合は20代・30代の頃と比べれば上昇志向、つまり職場に貢献して高い評価を受けようという感覚は低下しました。

というか、なくなりました(笑)。

だからといって「仕事は適当に手を抜けばいい」と考えているわけではありません。

「仕事は仕事としてしっかりやるが若いときほどではない」という感覚が一番わかりやすいかもしれません。

資産運用をしている人には常識的な考え方ですが、「人的資本」と「金融資本」という考え方があります。

若いころは人的資本が大きく、金融資本が小さいので仕事に集中して職場での地位を上げることは、全体として合理的な戦略と言えます。

年を取るにつれて人的資本が小さくなっていくため、若いころと同じ戦略ではうまくいかなくなります。

図にするとこんな感じ↓

年齢とともに資産額が上昇していけば、人的資本中心の考えから金融資本中心の考えに変わっていきます。

私の場合はコロナショックからの反転上昇で資産額が大きく増加しました。

ちょうどその時の年齢が40代前半から中盤あたり。

人的資本と金融資本が(私の感覚では)逆転した瞬間だったのだろうと思います。

そうなると今後も継続して小さくなっていく人的資本を中心とした生活(ワーク中心)は効率的ではなくなります。

大きくなった金融資本を中心に、その資本をうまく活用することが合理的な戦略になるのはある意味当然です。

人生の多くの時間を職場での労働に費やしてしまうと、大きくなった金融資本を使う時間がなくなってしまいます。

その状態が「静かな退職」だと言われれば、まあそうかもしれませんね。

あくまでも私の場合ですが。

最後に

バリバリ働いて職場に貢献し、社会的な地位を高めて収入を得る働き方も良いです。

一方で今回取り上げた「静かな退職」をしながらプライベートを充実させる働き方も認められるべきでしょう。

人生100年時代と言われ、70歳までの労働が半ば義務付けられている現在において、多様な働き方は許容されるべきです。

私も何だかんだ言いながら、死ぬまで(かどうかはわかりませんが)何かしらの労働を続けているのでしょう。

だとしたらストレスで胃に穴が開く前に「退職が決まった従業員のような余裕をもった精神状態で働くこと」は、自分のためにも職場のためにも良いことではないでしょうか。

私は明日からも「余裕をもった精神状態で」良い仕事をしていきます!

ごましお
ごましお

「勇気のしるし」のCD、今なら6000円以上で売れるらしい(笑)。

実家に帰ったときに探してみようかな。

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