ごましおです。
今回は、毎月恒例の全世界株式インデックスファンド定点観測をお届けします。
対象は以下の2本:
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称:オルカン)
- 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド(通称:楽天・プラス・オールカントリー)
どちらも「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」をベンチマークとする人気ファンドです。
この2本を比較することで、現在のオルカンの立ち位置、そして楽天・プラス・オールカントリーの追い上げ状況を確認していきます。
騰落率と純資産総額のチェック
まずは、騰落率と純資産総額の変化を確認します。
騰落率を確認!

今年前半はトランプ関税ショックによって大きく下落した全世界株ですが、ここ最近は絶好調!
どの期間を見ても大きくプラスとなっており、特に過去1年での+31%以上は、まさに“できすぎ”とも言えるパフォーマンスですね。
まだ年末まで1か月以上残っているので、さらなる上昇にも期待が高まります。
純資産総額の推移

ここ3か月間の純資産の増加状況です。
オルカンはついに純資産総額8兆円を突破。
そして「楽天・プラス・オールカントリー」も大健闘。
純資産5,000億円の大台をクリアしました。
設定されてから2年で5,000億円突破って、何気にすごいことなんですよ!
オルカンと比べると少なく見えるかもしれませんが、今までの投資信託とは比較にならない成長を見せています。
それぞれ10兆円と1兆円が「当面の」目標になりそうです。
それでも単なる「通過点」になりそうですが。
注意点もあり!
インデックス投資の大先輩であるカンチュンドさんのXに注目です。
絶好調のオルカンですが、価格の変動要因を確認してみると、半分が「為替差益だ!」とのご指摘です。
設定来の合計で見ても、次の点は忘れてはいけません。
- 22,308円の価格上昇分のうち5,869円は為替要因
- 円安になったことでオルカンの価格が上昇している
- その影響は25%以上!
もちろん株価の上昇が70%以上ですが、為替の影響も無視できません。
円高になれば価格が下落するので、忘れないでおきましょう。
国別比率を比較してみる
両ファンドの中身(国別構成比率)をチェックしてみましょう。

先月3位に上昇していた中国が順位を下げて4位になりました。
まだ日本が抜かれるまでは時間がありそうです。
今回は特に、楽天・プラス・オールカントリーの米国株比率がオルカンを超えた点に注目。
運用精度が向上していることを示しています。
インデックスファンドの評価基準のひとつは「ベンチマークとの乖離が小さいこと」。
ベンチマーク通りに運用されていれば、値動きにも信頼感が生まれます。
後発だった楽天・プラス・オールカントリーは当初、オルカンと比べてやや弱点がありましたが、純資産の増加にともない、十分な運用力を発揮できるレベルに到達したと見て取れます。
※たった0.1ポイントですが、オルカンが抜かれる日が来るなんてビックリです!
採用銘柄の比率もチェック
最後に採用銘柄の比率も確認します。

まさにエヌビディア(NVIDIA)が独走という感じ。
2位のアップル(Apple)に1ポイント近い差をつけています。
NVIDIAの急騰に対して、両ファンドはちゃんと食らいついています。
この点は両ファンドの運用能力の高さを表しています。
また、オルカンと楽天・プラス・オールカントリーの上位5位までの比率がまったく同じです。
以前まではかなり差がありましたが、楽天・プラス・オールカントリーの運用精度がオルカンに負けないくらいの高さになったことを意味しています。
ファンドの成熟度を評価
楽天・プラス・オールカントリーの設定日は2023年10月27日。
オルカンはそれより5年早い2018年10月31日です。
登場当初の楽天・プラス・オールカントリーは、まだ試行錯誤の段階でした。
- 米国株の比率が10ポイント以上低かった
- 新興国株をETFで保有していた
といった特徴があり、「オルカンの代わりにはまだ早いかな?」という印象を持っていました。
しかし、運用開始から2年が経過し、純資産が増えたことで運用効率も改善。
現在ではオルカンに引けを取らない、信頼できるファンドに育ったと評価できます。
私は、どんなに魅力的に見えるインデックスファンドでも、設定直後に飛びつくことには否定的です。
最低でも1〜2年ほど運用状況を見守り、安定していることを確認してから投資を始めても、決して遅くはありません。
そうした観点から見ると、楽天・プラス・オールカントリーは今や安心して購入できる、非常に優れたファンドに成長したと言えるでしょう。
楽天・プラス・オールカントリーも順調です!
最近の楽天・プラス・オールカントリーの成長ぶりは目を見張るものがあります。
ですので、資産運用に興味を持ち始めた妻の口座では、オルカンではなく楽天・プラス・オールカントリーを購入しています。
理由はシンプル:
- 保有残高に応じて楽天ポイントが付与される(年率0.017%)
- 信託報酬がわずかに楽天の方が低い
さて、今月の比較を総括すると、どちらのファンドも絶好調と言えるでしょう。
- オルカンは「10兆円」
- 楽天・プラス・オールカントリーは「1兆円」
それぞれの大台達成が、いよいよ現実味を帯びてきました。
ただし、その大台だって単なる通過点に過ぎません。
数十年間継続される資産運用のお供に、これらのファンドは申し分ないのではないでしょうか。
さて、このまま年末にかけて、さらなる上昇に期待しましょう!

オルカンが追い抜かれるなんて。やっぱりライバルファンドとの切磋琢磨って重要ですね。



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