ごましおです。
毎月恒例の全世界株式インデックスファンドの定点観測です。
2025年12月時点の状況をもとに、人気の2本を比較していきます。
対象は以下の2本:
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称:オルカン)
- 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド(通称:楽天・プラス・オールカントリー)
どちらも「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」をベンチマークとする人気ファンドです。
この2本を比較することで、
・現在のオルカンの立ち位置
・楽天・プラス・オールカントリーの追い上げ状況
を確認していきます。
それでは、2025年12月の状況を見ていきましょう。
騰落率と純資産総額のチェック
まずは、騰落率と純資産総額の変化を確認します。
騰落率を確認!

12月の月報は2025年12月30日現在の状況ですので、過去1年間とは2025年の騰落率になります。
それが20.3%のプラスということは、オルカン等の全世界株が1年間で20%以上上昇したってことです。

去年1年間は前半で大きな下落に見舞われましたが、そこからの挽回が素晴らしかったです。
4月末時点では12%近くのマイナスになっていましたので、そこから年末にかけて35%以上も上昇しました。
ここ3年程度の株価上昇の勢いは素晴らしいものがあるので、逆に心配になるくらいです。
2026年もおそらく10%~15%程度の下落はあると思います。
でも、あらかじめ予想しておけば心の準備はできますので、その時になっても慌てることはありませんね。
純資産総額の推移

次に、ここ3か月間の純資産総額の増加状況を見てみましょう。
どちらのファンドも、順調に純資産を積み上げています。
- オルカンは9兆円
- 楽天・プラス・オールカントリーは6,000億円
どちらのファンドも当面の目標をあっという間にクリアしています。
スリムS&P500が一早く10兆円ファンドになりましたが、オルカンもすぐに達成できそうですね。
楽天・プラス・オールカントリーは、年内に1兆円も夢ではないかもしれません。

2024年末と比較すると、
- オルカンは約4兆円
- 楽天・プラス・オールカントリーは3000億円以上
それぞれ純資産総額が増加しています。
これら2つのファンドの勢いを見ていると、これが普通なのかと勘違いしてしまいそうですが、そんなことはありません。
私などはここ最近が異常なんだと密かに思っていますから。
国別比率を比較してみる
両ファンドの中身(国別構成比率)をチェックしてみましょう。

先月、先々月と楽天・プラス・オールカントリーの米国株比率が、オルカンよりも高い状況が継続していましたが、今回はオルカンが挽回したようです。
2位以下の国のベンチマークとの乖離率と比べると、米国株の乖離率は大きくなっていますが、やはり米国株の変化に連動できるかどうかが、全世界株運用のカギになっていることは間違いありません。
その点で考えると、楽天・プラス・オールカントリーの猛追状況がよく見て取れますよね。
2025年3月末の米国株比率を振り返ると、
- ベンチマーク:64.55%
- オルカン:63.4%(-1.15)
- 楽天・プラス・オールカントリー:61.0%(-3.55)
2つのファンドの米国株比率は2ポイント以上の差がついていました。
それが今回は0.02ポイントまで接近しているのです。
これは楽天・プラス・オールカントリーの運用精度が向上した証です。
オルカンうかうかしていられません!
採用銘柄の比率もチェック
最後に採用銘柄の比率も確認します。

ここで注目すべきなのは、2つのファンドのベンチマークとの乖離の少なさです。
0.数%の差しかありませんので、ほぼ誤差の範囲と言っていいでしょう。
それだけこの2つのファンドの運用が優れているということです。
インデックスファンドの優劣は、ベンチマークとの連動にあります。
ベンチマークとぴったり寄り添って動いてこそ、そのインデックスファンドが評価に値するのです。
その点からしたら、この2つのファンドは全く問題が見当たらないですね。
2026年は果たして??
オルカンは2025年を20%を超える上昇で終えました。
しかし、過去2年間の凄まじい騰落率と比べると、ちょっと大人しかったイメージになってしまいそうです。
- 2023年:37%以上
- 2024年:40%以上
しかし、20%もの上昇は普通のことではないと思わなければなりません。
過去30年間の平均が9%程度ですから、平均的な成長よりかなり上方乖離していることは忘れてはいけませんよね。
特に最近投資を始めた人からすると、「株式投資なんて簡単!」なんて思ってしまうかもしれません。
しかし、上昇があれば下落があるのが株式投資の世界です。
勢いよく上昇しているときに、同時に下落の芽も大きくなっていることを肝に銘じましょう。

1月に入っても高値を更新していますが、そのうち……。まあ、もしそうなっても私がやることは変わらないんですけどね。


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