オルカンを買えば2万円が13万円に!?資産を増やすシンプルな方法

資産運用の考え方
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私の投資方針は至ってシンプルです。

「コストの安いインデックス・ファンドを購入し、じっとしている。」

「現金に余裕ができたら速やかにインデックス・ファンドを購入する。」

究極的にはこの二つだけです。

でも初心者にこの二つだけ話しても、なかなか理解はできません。

そんな時は、具体的な数字を見せるのが一番です。

短期的お金と長期的お金

職場の後輩に資産運用を基礎から教えることになりました。

その中で私は、自分のお金を「短期的に必要なお金」と「長期的に必要なお金」に分けて考えることが重要と伝えました。

短期的とは、現在からおおむね3~5年後。

長期的とは、10~20年以上先。

それぞれの期間で必要となるお金の備え方を分けて考えましょうということです。

  • 短期的なお金は貯金で。
  • 長期的なお金は株式で。

明日必要なお金を株式で運用して捻出しようとするのは、オススメしません。

株価は短期的にはランダムウオークするので、思わぬ下落によって必要なお金が減ってしまう可能性があるからです。

反対に老後資金を貯金だけで準備するのもオススメしません。

なぜなら非効率だからです。

シミュレーターの活用

どうして非効率なのかを説明するのに、私はよく投資シミュレーターを活用します。

「アセットマネジメントOne」の「投資シミュレーション」です。

  • ①に毎月の積立金額(株式の購入金額)
  • ②に運用利回り
  • ③に積み立ての期間

それぞれ入力すると結果が出てきます。

短期的なお金

短期的なお金として、

  • 毎月2万円
  • 銀行預金金利で(ここでは最低の0.1%とします)
  • 5年間

積み立てた結果を見てみます。

約120万円ですね。

もはやシミュレーターを使う必要もありません。単なる掛け算ですw

長期的なお金(貯金の場合)

次に長期的なお金を貯金で準備した場合です。

  • 毎月積立額:2万円
  • 運用利回り:0.1%
  • 積立期間:20年

この結果は、約485万円となります。

元本が2×12×20=480万円、利子として約5万円が増加しました。

長期的なお金(株式の場合)

これをリスクを取って、株式で準備した場合はどうなるでしょうか?

  • 毎月積立額:2万円
  • 運用利回り:9.5%
  • 積立期間:20年

運用利回りは、オルカンの元になっている指数(ACWI)の20年平均利回りとしました。

これらの数字を入力して計算した結果です。↓

運用資産額は、約1400万円です。

青色のグラフが一直線ではなく、弓なりになっていますね。

これが株式の力です。

取り崩しも計算できます。

「アセットマネジメントOne」の「投資シミュレーション」では、運用した資産を使う場面(取り崩し時)のシミュレーションもできます。

  • 毎月積立額:2万円
  • 運用利回り:9.5%
  • 積立期間:20年

この数値で計算した場合は、約1400万円となりました。

これを積立期間と同じ20年間に、毎月一定額を取り崩した場合の計算では、

毎月約13万円取り崩せる結果となりました。

(ちなみに貯金の場合は、約20,400円となりました。)

20年間毎月2万円積立た結果、その後の20年間は毎月13万円使える。

これは、積立が終わった後の20年間に、取り崩しながらも株式での運用を継続しているからです。

これこそが、私が長期的なお金は株式で準備することをオススメする点です。

資産運用のきほんのき

もちろんこのシミュレーションは、あくまでも過去の実績からの結果であって、将来必ずこうなることを保証するものではありません。

しかし、このシミュレーションに資産運用の基本が詰まっています。

入力した数値

シミュレーションに入力した数値は、

  • 運用利回り
  • 積立金額
  • 積立期間

この3つです。

すなわち資産運用とは、「運用利回り × 積立金額 × 積立期間」で計算できます。

これら3つの数値を「大きくする」ことが、資産運用結果を「大きくする」ことになるのです。

アクティブ投資とパッシブ投資(インデックス投資)

運用利回りを大きくしようとするのがアクティブ投資です。

今後成長しそうな企業の株を選んだり、安くなっている資産を多めに買ってみたり。

ただインデックス投資家である私たちはよく知っていますが、この試みの多くが実は失敗しています

アメリカの「S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス」という会社の調査によると、過去15年でアクティブ・ファンドの実に92%以上がインデックス・ファンドに負けています。

この事実からも運用利回りを大きくしようと努力することは、報われない可能性が大きいです。

その運用利回りを大きくすることを諦めて、市場平均利回りで良いと考えているのがインデックス投資家です。

ただ、市場平均利回りが9%もあれば十分なんですけどね。

入金力強化

積立金額を大きくするには、毎月の入金力を強化する必要があります。

これは個人の努力によって、ある程度は可能です。

  • 生活費の見直しを行う。
  • 不要な保険を解約する。
  • 本業を頑張って給料を増やす。
  • 副業を始めてみる。

などなど。

とっとと始めよう!

最後の積立期間を大きくすることが、一番簡単で一番効果があります。

少額でもよいので、すぐに資産運用を始めることです。

迷っている時間すらもったいないと思います。

過去実績によれば、2万円でも20年間つづければ1千万円を超えるんですから。

最後に

資産計算のシミュレーターを使うことで、資産運用の基本をお話ししてみました。

資産運用は、「利回り×入金力×時間」です。

これを少しでも大きくすること。

これが資産運用の基本のきになります。

一緒に、資産運用頑張りましょう!

ごましお
ごましお

今が一番若い。すぐに始めれば「時間」は一番大きくなるよ。

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