やっぱりオルカン?それともSP500?新NISAで買うべきファンドとは?(後輩からの相談ごと③)

資産運用の始め方
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後輩に資産運用を教えるシリーズです。

後輩はとっても真面目なので、熱心にこちらの話を聞いてくれます。

こちらも気合を入れて教えなければ(ウザくない程度に)。

過去記事はこちら↓

短期と長期で考えよう!

まず最初に話をしたのは、お金を長期に必要となるものと、短期なものとに分けて考えるということ。

具体的には、

  • 3~5年以内に必要なお金は、貯金で準備しましょう。
  • 10年以上先に必要なお金は、リスクを取って株式に投資しましょう。

ということです。

短期のお金

3~5年以内に必要になるお金を想像してみると、

  • (小さいお子さんなら)小学校や中学校の学費や塾代
  • 車を持っているなら、買い替え代金
  • 結婚しようとするなら、住居資金や結婚式、家具代金等
  • 引っ越す予定があれば、引っ越し代
  • 海外旅行に行きたい!

などなど。

他にもいっぱいあるでしょうが、これらに備えるのは貯金がよいです。

株式は、特に短期間では上下どちらに動くのか誰にもわかりません。

なので5年程度の短期だと株式が下落して、必要なお金が準備できないことがあります。

長期のお金

反対に長期のお金は、例えば、、

  • (小さいお子さんなら)子供の大学の学費
  • 子供の結婚資金
  • 自分の老後の資金

などなど。10~15年以上先に必要になるお金です。

株式は10~15年以上の期間があれば、大抵はプラスになっています。

過去の例を見れば、投資した資金が倍ぐらいに増えていることも考えられます。

逆に10年以上先のお金を貯金だけで準備しようとすると、今の金利状況を考えるとかなり非効率です。

なので、ここはリスクを取って株式に投資し、運用することをお勧めします。

個別株と投資信託

株式に投資するといっても、具体的に何に投資すればよいのか?

後輩にはまず、

  • トヨタやアップルといった個別の株への投資は(私たちには)ギャンブルと同じ。
  • 投資信託といって、いろいろな株をパッケージにしている商品がある。
  • 投資信託は100円から購入できる。
  • 貯金のように定期的に決まった金額を投資できる。
  • 特に最近はアメリカ株や全世界株の指数に連動したインデックスファンドがおすすめ。
  • 過去30年間を見てみるとアメリカ株や全世界株は、10~15倍になっている。

といったことを話しました。

個別株投資はギャンブル?

私は個別株投資をするならば、財務諸表、財務三表は少なくとも読む必要があると思っています。

これらの書類は正に企業の現状を表していています。

現状が良いのか悪いのかも理解できずにその企業に投資することは、ギャンブルと同じです。

特にこれから資産運用を始めようという素人で、一般の人である後輩にはそんな能力はありません。

これから勉強をするにしても、それに時間を費やすくらいなら、子供と遊んだり旅行に行ったり有意義なことに時間を使った方が何倍もよいです。

インデックス・ファンドは干し草を全部買うこと?

「干し草の中の針を探す」という言葉があります。

個別株投資とはこの針を探すことだと思います。

それには膨大な時間と労力を必要とします。

投資を趣味としている人には良いですが、一般人にはやはり無理です。

それならばゴミもいっぱいありますが、干し草全部を丸ごと買うインデックス・ファンドが合理的で、かつ楽ちんです。

投資先は日本?全米?全世界?

どんなインデックス・ファンドを買うべきでしょうか?

過去の運用結果を見てみよう

下の表は、各指数の過去30年間の運用結果をまとめたものです。

インデックス(指数)年次リターン運用結果
日本株日経平均株価1.4%約1.5倍
アメリカ株S&P500(円建て)10.8%約22倍
全世界株ACWI(円建て)8.5%約11倍

これを見ると過去30年間は、圧倒的にアメリカ株が儲かりました。

逆に日本株の1.5倍はちょっと計算間違いかと思うほどです。

30年前というとちょうどバブルが弾けた後で、日経平均株価は17000円あたり。

2023年11月現在が32000円くらいだとすると、2倍にもなっていません。

この30年間が「失われた30年」と呼ばれる意味がよくわかります。

全米か全世界か?

現実的に考えると、これからの投資先としてはアメリカ株や全世界株になります。

その中でも後輩には全世界株をオススメしています。

  • オルカンと呼ばれる「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」がよい。
  • ここ20~30年はアメリカが絶好調だった。
  • ただ今後もアメリカが最強だとは限らない。
  • オルカンならその時々の経済状況に合わせて、自動で配分を調整してくれる。
  • 投資信託では3つの手数料が必要。
  • 買う時、売る時の手数料とランニングコストである信託報酬の3つ。
  • オルカンは売買手数料は無料で、信託報酬もとても安い。
  • とても人気で純資産も1兆円以上あって安心。

このあたりが全世界株であるオルカンを私がオススメするポイントです。

最後に

後輩には私もメインで投資しているeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を購入することをオススメしました。

オルカンであれば、今後20~30年経過してもその時々の世界の経済状態を反映して、私たちの資産形成を助けてくれると思います。

2024年からの新NISAでは、私もオルカンを全力で購入する予定です。

さあ、次は証券口座を開設して実際に「オルカン」を購入しましょう。

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