ひょんなことから、職場の隣の席の後輩に資産運用のノウハウを教えることになりました。
家計把握がすべての始まり
資産運用は自分の家計を把握することから始まります。
家計が赤字だった場合は、その赤字を解消することが最優先事項になります。
赤字を株などの儲けで挽回しようとする人もいるかもしれませんが、私はお勧めしません。
家計簿をつけてみよう
分かっているようで、わかってないのが自分の家計です。
なので後輩にはまずは3か月間、家計簿をつけてみることを勧めました。
これは、自分の収入と支出を正確に把握するためです。
でも家計簿ってつけるの面倒ですよね。
実は私も紙とかエクセルとか家計簿アプリでつけていたことがありますが、今はやっていません。
もし、ネット上での管理に抵抗感がないのであれば、圧倒的にお勧めなのがこちら↓
私はこれのスタンダード版を使っています。
スタンダード版は毎月500円、年額なら5,300円で使用できます。
ただ、初めて使う人は無料会員で十分。
連携できる口座数は4件までですが、証券会社と銀行口座、クレジットカードを連携すれば家計と資産が一目で把握できるようになります。
私は12か所も連携しているので、当初無料会員でしたがスタンダードに変更して使っています。
家計簿なぜつける?
資産運用の一歩目として家計簿をつける意味はなんでしょう?
- 収入と支出がいくらなのか?
- 無駄な出費はないのか?
- 固定費はより安いものに変更できないか?
- そもそも、1か月間いくらあれば生活できるのか?
これらを把握することが家計簿の意味です。
ですのでずっと継続する必要はなく、だいたい3か月間、長くても半年くらい実際に家計簿をつけて見て、これらのことを把握できればあとは必要ありません。
私もマネーフォワードの家計簿機能で数か月間の家計を把握しました。
数か月間はしっかりと確認していましたが、最近はまったく見ていません。
もっぱら資産状況の確認のみで使っています。
生活防衛資金の確保
さて、家計簿を使って1か月間に必要な生活費が確認できたら、次は生活防衛資金を確保します。
生活防衛資金とは?
生活防衛資金とは、不測の事態が発生して収入が途絶えた時に、当座の生活を送れるようにするための資金のことです。
- 突然仕事をクビになった。
- 怪我や病気で働けなくなった。
- 職場でハラスメントを受けて、転職を余儀なくされた。
- 自然災害にあって収入がなくなった。
様々な状況が発生して、当座の生活費に困ってしまうかもしれません。
そんな事態に備えて、あらかじめ準備しておくお金のことを生活防衛資金といいます。
生活防衛資金、いくら確保する?
実際に必要となる生活費の3~6か月分を確保しましょう。
では「実際に必要となる生活費」の額っていくらでしょう?
ここで家計簿をつけた意味が出てきます。
「収入がなくなったら大変だから、多めに準備しておこう。」って思う人いませんか?
どうしても悲惨なことを想像してしまうと、多額の現金・貯金を確保したくなるものです。
しかし実際は、クビになっても半年あれば次の仕事を見つけられるのではないでしょうか。
大地震があって家が亡くなっても、国や自治体の支援が得られるでしょう。
ですので、そこまで大きな額は必要ないと思います。
次のステップに進むために
私は生活防衛資金として150万円を定期預金として確保しています。
これは我が家の5~6か月分の実際の生活費に当たります。
我が家は共働きなので、実はこれでも多いと感じています。
(防衛資金の額を減らそうと思って定期預金を解約してしまうと、全て株に使ってしまいそうなので、これだけは手を付けないと決めています。)
でも、ここにしっかりとした生活防衛資金が確保されていて「不測の事態があっても大丈夫だ」と思うこと、これが重要なんです。
資産運用の次のステップである、リスク資産の購入に進むための「安心」を手に入れられるからです。
最後に
相談を受けた後輩には、
- 家計簿をつけて生活費を把握すること
- 3~6か月分の生活防衛資金を確保すること
- マネーフォワードも便利だよ
と、教えてみました。
実行力のある後輩のことなので、すぐに取り掛かってくれるでしょう。
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