職場の後輩に資産運用について指南しています。
ここまでの話を簡単にまとめると、
- 家計を把握して、生活防衛資金を作ろう
- 個別株じゃなくて投資信託を買おう
- 投資信託でおすすめなのは「オルカン」だよ
- 楽天証券チームかSBI証券チームに口座開設しよう
- 早速「オルカン」を買おう
といった内容です。
そのあとはどうする?
後輩からは「どこで何を買うのかは理解できたけど、買ったあとはどうすれば?」と質問が。
私からの回答は「何もしないでじっとしている。」です。
投資の極意?!
ごましお流資産運用を端的に表現するなら、
「コストの安いインデックス・ファンドを購入して、じっとしている。」
となります。
インデックス・ファンドといえどもリスク資産ですから、値段が上がったり下がったりします。
時には暴落することもあるでしょう。
でも何もしないでじっとしているのが極意なのです。
とんでもないところへ行こう!
「小さなことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道」
私の大好きなイチロー選手の名言です。
毎日コツコツ練習を重ねれば、イチロー選手みたいにメジャーで活躍できるようになる。
この「毎日コツコツの積み重ね」が大切なんです。
もちろん、私たちが積み重ねるわけではありません。
オルカンに含まれる企業が頑張ってくれるんです。
2023年10月末現在、オルカンには日本を含む世界49ヵ国、2846の企業の株が含まれています。
これらの企業は、それぞれが利益を出すためにコツコツ毎日努力していて、長期的に成長していきます。
オルカンを買って、持っていることによって、それらの企業は購入者である私たちをとんでもないところ(利益)へ連れて行ってくれるのです。
暴落したらどうする?
後輩:「でも、こないだのコロナの時は株価は暴落しましたよね?逃げますよね?」
私:「株価が暴落するのは辛いことだけど、何もしないでじっとしてるよ。」
ある意味、暴落時こそが「じっとしている」本領発揮です。
「株価の下落は驚くべき出来事ではなく、繰り返し起こるもので、ミネソタの極寒の大気のように当たり前のことである。寒い気候の中で生活していれば、気温が氷点下に下がることには、慣れっこになり、外気が零度以下になっても、次の氷河期が始まったと考えはしない。防寒具を着込み、道路の雪を取り除く。時がたてば暖かくなることはわかっている。
成功している株式投資家は、市場の下落に対して、ミネソタの人が氷点下の気候に対するのと同じような感覚を持っている。」
ピーターリンチの株式投資の法則
私の好きなピーター・リンチの言葉です。
毎年夏が暑くなってきています。8月の最高気温が40度近くになることも珍しくなくなりました。
だからと言って「8月が40度なら12月には50度超えちゃうよ。」とは、誰も考えません。
暑い夏は過ぎ去り、寒い冬が訪れる。毎年のことです。
株価の値下がりもこの季節の移り変わりのように、当たり前にやってくるものなのです。
〇〇ショック、大暴落が来ても
オルカンの元になっている「ACWI」連動ETFの過去チャートです。
黒矢印を付けた場所が2つの大暴落、リーマンショックとコロナショックです。
大暴落は10年に1回くらい、小さな暴落は何度もありました。
でも、その下落を乗り越えて右肩上がりに成長しているのがわかります。
暴落のたびにオルカンを売ってしまっていたら、この成長は手にすることはできませんでした。
2021年末から2022年初の高値も、すぐに超えて成長するに違いありません。
暴落が来ても、真夏の酷暑や冬の寒さと考えて「じっと」過ぎ去るのを待つのが賢明です。
最後に
株価が大きく上昇したり、暴落したすると「じっとしている」ことは実は難しいんです。
私も、過去に何度も「ジタバタ」して、結局損をしてしまった経験があります。
これから資産運用を始めると、何度も暴落や大相場(上昇相場)に出会うと思います。
でも私たちが目指す「とんでもないところ」はその先にあるんです。
それを忘れずに資産運用に励みましょう!
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