「オルカン1本では足りない」運用会社社員の発言に驚き…3つの死角をどう考える?

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ごましおです。

オルカンを運用している社員自身が、

「オルカン1本では足りない!」

と発言したと聞いて、正直かなり驚きました。

いったい何があったのでしょうか。

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オルカンの「3つの死角」とは?

「本当にオルカン1本で大丈夫なんですか?」

この質問に、オルカンを運用する三菱UFJアセットマネジメントの村松祐介ファンドマネージャーが答えた。

「社内でもよく議論になります」

記事では、オルカンの“死角”として次の3点が挙げられていました。

  • 為替リスク
  • アメリカ集中
  • 出口戦略の不在

それぞれの詳細は記事を読んでいただければと思いますが、正直なところ、よくあるオルカン批判であり、特に新鮮味は感じませんでした。

為替リスクやアメリカ集中については、そもそもオルカンを購入する際に理解しておくべき前提です。
(もちろん、理解しないまま買っている人が多いのも事実でしょうが……)

「出口戦略の不在」は本当に問題か?

出口戦略の不在というのは、そもそも投資家側が考えるべき視点です。

老後になって積み上げた資産を使うときに、オルカンのようにリスクの高い商品から、債券やバランスファンドのようなリスクの低い商品に乗り換えるべきだ。

という主張は、一見もっともらしく聞こえますが、典型的な悪手(余計なこと)でしょう。

オルカンを売却すれば税金がかかりますし、新たな商品を買うには手数料もかかります。
投資の連続性が途切れることで、せっかく積み上げた複利の恩恵を自ら手放すことになりかねません。

ただし、運用会社側からすると、年齢や資産のステージによって運用資産を乗り換えさせるのは、戦略として当然なのでしょうね。

「老いも若きもオルカンが正解」といったことが流行してしまうと、その他の利益率の高い商品が売れなくなってしまいます。

こうした商品を売る側の視点を意識することが、資産運用で最も重要な点の1つではないでしょうか?

運用会社が本当に誇るべきこと

運用会社側が誇るべき・アピールすべきはそこではないと思います。

本当に重要なのは、ベンチマークとの連動性の高さです。

オルカンはMSCIが算出する「MSCI All Country World Index(ACWI)」への連動を目指して運用されています。

ACWIは、先進国および新興国の大型・中型株を対象とし、世界の投資可能株式の約85%をカバーする指数です。

理想的には、

  • ACWIが10%上昇すればオルカンも10%上昇
  • ACWIが30%下落すればオルカンも30%下落

これがインデックスファンドの使命です。

インデックスファンドは本当に連動しているか?

例えば、私がつみたてNISAで保有している「楽天VTI」。
これは米国株指数に連動するインデックスファンドですが、

  • 1年で0.4ポイント
  • 3年で2.1ポイント
  • 設定来で15.2ポイント

ベンチマークに劣後しています。

設定は2017年9月ですから、約8年半で15ポイント以上の差がついています。

いくら信託報酬が安くても、これではインデックスファンドとして優秀とは言いづらいでしょう。
(この点をあまり指摘する人を見かけませんが……)

「出口戦略用の新商品」を考える前に、まずはベンチマークとの高い連動性を維持することに全力を注いでほしいものです。

オルカン信仰はだめ!

オルカンは優秀な商品ではありますが、無批判に信仰する対象ではありませんよね。

記事の最後にはこんな記載がありました。

ネット上では「オルカンは貯金みたいなもの」という声や、証券担保ローンで借り入れをしてオルカンを買い増すのが合理的だという意見まで散見されるが、これは過信が過ぎる。相場が急落すれば資産は大きく目減りするし、為替が円高に振れれば円建ての評価額はさらに下がる。「オルカン信仰」とでも呼ぶべき風潮には、冷静な目を向ける必要がある。

本当にこんなことを考えている人がいるのかは不明ですが、オルカンも、あくまで数ある金融商品のひとつにすぎません。

消費者である私たち個人投資家こそ、冷静で批判的な目を持ち続けることが大切ですね。

ごましお
ごましお

オルカンは「個人投資家が選ぶ!Fund of the Year」で7連覇の偉業を達成したそうです。優秀な商品であることは間違いありません!

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