ごましおです。
最近、日本には純資産総額が1兆円を超えるファンドが11本もあるというニュースが話題になりました。
その内容を受けて、私もブログで以下の記事を書いています。
現在の1兆円ファンドのうち6本はインデックスファンドです。しかし、かつて「1兆円ファンド」といえば、アクティブファンドがその中心でした。
それら「かつての1兆円ファンド」の悲惨な行く末とは?!
「オルカン」も、そんなファンドのように廃れてしまう可能性はあるのでしょうか?
「かつての1兆円ファンド」は今
以下の記事には、かつて1兆円を超えていたファンドの現在が紹介されています。
「1兆円ファンド」は文字通り、純資産総額が1兆円を超えた投資信託のことを指します。日本で初めて達成した投資信託は、2000年2月に設定された「ノムラ日本株戦略ファンド」でした。
日本初の1兆円ファンド「ノムラ日本株戦略ファンド」
日本で最初に1兆円を達成したのは、2000年2月に設定された「ノムラ日本株戦略ファンド」でした。
ITバブルの追い風を受けて、純資産は1兆1670億円まで膨れ上がりましたが、その後は低迷。
最終的には500億円台まで激減し、他のファンドと合併して姿を消すことになります。
現在は「野村国内株式アクティブオープン」という名前で運用されていますが、信託報酬は依然として2.08%。
なんと、オルカンの26倍です(笑)
まさにアクティブファンド恐るべし…。
このファンドを何かと話題にするのが、経済評論家の荻原博子さんです。
かつて「1兆円ファンド」といって話題になった、野村アセットマネジメントの「ノムラ日本株戦略ファンド」。多くの人はここに退職金を預けましたが、その値段は、たった2年で9392円(2007年7月9日)から、3579円(2009年3月9日)まで値下がりしました。半値どころか60%以上もマイナスです。
記事によれば、多くの人が退職金をこのファンドに預けた結果、
たった2年で基準価額が9392円 → 3579円と、60%以上も下落。
荻原さんは、投資信託全体に否定的な意見を持っていて、その理由としてこのファンドの失敗を頻繁に取り上げています。
(もしかしてご本人も買っていたのかも…?)
とはいえ、たった1ファンドの失敗を理由に、すべての投資信託を否定するのはどうなんでしょう?
それこそ「木を見て森を見ず」ではないでしょうか。
オルカンと同じ運用会社…「グロソブ」の栄枯盛衰
もうひとつ、かつて1兆円を超えて注目されたファンドが「グローバル・ソブリン・オープン(グロソブ)」です。
三菱UFJアセットマネジメント(当時は国際投信投資顧問)が運用しており、2008年には5兆7000億円超という驚異的な規模に達しました。
しかしその後、世界的な低金利環境の影響や、“タコ足分配”(元本からの分配)への批判が高まり、解約が増加。
現在は約2500億円と、こちらも20分の1以下まで減少しています。
毎月分配型ファンドの行く末を如実に表していると思うのですが、今でも毎月分配型には一定の需要はあるようですからね。
しかし、三菱UFJアセットマネジメントは、「グロソブ」や「オルカン」など覚えやすい略称をつけるのが上手ですね。
実際、うちの妻も「オルカン」は知っていました。
愛称が浸透すれば、それ自体が広告になりますからね。
今の1兆円ファンドは王道ファンド?
こうして過去のファンドの末路を見てしまうと、**今の1兆円ファンドも将来どうなるのか?**と心配になります。
たとえば、
- オルカン
- スリムS&P500
これらはすでに純資産総額10兆円が視野に入っています。
でも、「グロソブ」や「ノムラ日本株戦略ファンド」と同じ道を辿ってしまうのでしょうか?
世界最大のインデックスファンド「VOO」
そんな不安を払拭してくれるのが、アメリカのバンガード社が運用するVOO(Vanguard S&P 500 ETF)の存在です。
2010年に設定されてから15年経ち、
現在の純資産総額は7690億ドル(約115兆円)。
スリムS&P500の10倍以上の規模です。
さすが世界最大!
なぜVOOは人気が続くのか?
その理由は、まさに「王道」だから。
VOOの信託報酬は0.03%と激安。しかも過去に何度も値下げされてきました。
資産規模が大きくなるたびに効率化され、投資家のコストが下がる仕組みです。
結果、
- 投資家にとってメリットがある
- 運用会社にも収益がある
この「Win-Win」の関係こそ、王道ファンドの条件だと思います。
オルカンは大丈夫?!
一方、かつての日本の1兆円ファンドが衰退した原因は、「投資家の利益より運用会社の儲けを優先していたから」と考えられます。
では、現在のオルカンやスリムS&P500は大丈夫なのでしょうか?
現時点では、大丈夫だと私は考えています。
オルカンは現在、7兆円の資産を運用していながら利益は12億円程度。
「運用側が儲からない = 投資家の利益になる」構図が成り立っています。
この姿勢こそが、王道ファンドの条件を満たしていると思いますし、運用者の矜持(きょうじ)も感じます。
このままの方針を継続できれば、VOOのように長く支持される存在になっていけるはずです。
投資家としての私たちの責任
ただし、それを守らせるのは私たち投資家の責任でもあります。
私は定期的に、
- オルカン
- 楽天・プラス・オールカントリー
を比較して、それぞれがまともに運用されているかチェックしています。
今のところは両方とも問題は見られませんが、今後もそうとは限りません。
数十年付き合うことになるファンドです。
だからこそ、私たち消費者が目を光らせ続けることが大切です。

現在も、1兆円を超えるアクティブファンドはいくつか存在します。
でも、それらが「王道ファンド」と言えるのか?今後も、廃れることのない健全なファンド運営が続くことを、心より願っています。








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