ごましおです。
6月28日にオルカンを含む「eMAXIS Slimシリーズ」の運用報告書が公開されました。
設定から7回目の決算を迎えたオルカンは、コスト(経費率)が半分以下になっています。
しかも、同じシリーズの「Slim 米国株式(S&P500)」を初めて下回りました。
実質コストが0.1%を切ってきた!
オルカンの運用報告書はオルカンHPで確認できます。
3ページ目には、1年間の運用のために必要な費用明細が記載されています。

一番下には合計額と比率が記載されています。
1万口当たりの費用の合計が24円、その比率が0.094%というのがわかります。
ここれは簡単に言うと、2024年4月~2025年4月の1年間にオルカンを100万円分保有していた場合、1年間で940円の手数料(コスト)がかかったということです。
これを「実質コスト」と言います。
オルカンが実質コストで0.1%を切るのは今回が初めてです。
んー素晴らしい!
コストは半分以下に!
| 期 間 | 実質コスト | 総経費率 | 純資産総額 |
|---|---|---|---|
| 24年4月~25年4月 | 0.094% | 0.08% | 5兆5175億円 |
| 23年4月~24年4月 | 0.131% | 0.11% | 3兆0901億円 |
| 22年4月~23年4月 | 0.166% | 0.15% | 1兆0169億円 |
| 21年4月~22年4月 | 0.170% | 0.15% | 5064億円 |
| 20年4月~21年4月 | 0.178% | 0.15% | 1553億円 |
| 19年4月~20年4月 | 0.209% | 0.16% | 234億円 |
| 18年10月~19年4月 | 0.119%※ | 0.19% | 31億円 |
(※運用期間が1年間に満たないので参考値とする。)
過去の運用報告書から「実質コスト」「総経費率」「純資産総額」を抜き出してみました。
過去6年間で実質コストが半分以下になっています。
(0.209% → 0.094%)
その間「純資産総額」は236倍になっていますから(驚)、オルカンは巨大なファンドに急成長しながら、極めて低コストで運用されていることになります。
もちろん、純資産総額が急増したことによる運用の「スケールメリット」はあるのでしょう。
また、信託報酬を2023年10月に0.1133% → 0.05775%に半減させた影響も大きいです。
これは運用側の多大な努力の賜物ですね。
まさに低コストのインデックスファンドの「王道」です。
ちなみに「総経費率」とは、各社が共通のルールのもとで計算した概算値を表したものです。
他のファンドと比較するときに有効な指標になります。
↑詳しくはこちら。
オルカンはその「総経費率」も半分になっていますね。
いや~素晴らしい!
Slim 米国株式(S&P500)に勝った!!
今回の発表で重要なことがもう1つあります。
それは、オルカンのコストが「Slim 米国株式(S&P500)」――通称スリムS&P500――を初めて下回ったことです。
| オルカン | スリムS&P500 | |||
| 期 間 | 実質コスト | 総経費率 | 実質コスト | 総経費率 |
| 24年~25年 | 0.094% | 0.08% | 0.097% | 0.10% |
| 23年~24年 | 0.131% | 0.11% | 0.104% | 0.10% |
| 22年~23年 | 0.166% | 0.15% | 0.108% | 0.11% |
| 21年~22年 | 0.17% | 0.15% | 0.112% | 0.11% |
| 20年~21年 | 0.178% | 0.15% | 0.124% | 0.12% |
| 19年~20年 | 0.209% | 0.16% | 0.163% | 0.15% |
| 18年~19年 | 0.119% | 0.19% | 0.203% | 0.23% |
- オルカン:0.094%
- スリムS&P500:0.097%
その差たった0.003ポイントですが初めてオルカンが勝ちました!!
スリムS&P500の信託報酬は0.08140%であり、オルカンの0.05775%よりも高いです。
にもかかわらず、これまで実質コストではオルカンのほうが高コストになっていました。
これは、全世界に投資するために手間暇がかかり、コストが上乗せされていたからです。
実質コストで計算してみると、信託報酬以外の「その他のコスト」は、
- オルカン:0.036%
- スリムS&P500:0.008%
となっており、圧倒的にスリムS&P500が手間暇かからずに運用できています。
つまり、手間のかかる全世界株への投資を、少ない取り分(信託報酬)で運用しているということを意味しています。
「eMAXIS Slimシリーズ」の旗艦ファンドであるオルカンにかける、運用担当者の意気込みが伝わる内容ですね。
もしこれが可能なら、スリムS&P500の信託報酬ももう少し引き下げの余地がありそうです。
信託報酬の削減は各社がしのぎを削っています。
しかし、あまりにも運用側の得られる利益が少なすぎると、長期にわたる運用が心配になってしまいます。
その辺のバランスを取りながら、素晴らしい運用を継続してもらいたいですね。
最後に
過去1年間の運用をまとめた運用報告書を確認してみました。
100万円分のオルカンを運用するのに940円しかかからない!
たった940円の手数料を支払うだけで、全世界の株式に分散投資できて、かつ銘柄の入れ替えも手数料込み込みでやってくれます。
こんなに楽ちんなことってあります?w
オルカンをひたすら積み上げる。
これがやっぱり正解みたいですね。

オルカンの運用を毎月確認する「徹底比較シリーズ」も継続しています。
興味のある方はどうぞ!





コメント