ごましお(@okowa1215)です。
オルカンの2024年4月末の純資産総額が、始めて3兆円を突破しました。
前月末からの資産増加額は、全ファンドの中で最も大きい「2304億円」。
オルカン人気健在です。
素晴らしい!
不動の1位と2位!
投資信託の純資産総額ランキングを確認すると、スリムS&P500とオルカンは不動の1位、2位ですね。
極めて低いコストで、かつ運用も安定している。
人気があるはずです。
また、新NISAで多くの初心者の人に選ばれているという点が、私はとても嬉しいです。
これは金融機関などに勧められて、変なアクティブファンドを買わされていないということ。
資産運用をする上でとても重要なポイントです。
世界的に見ても!?
インデックスファンドの本場はやっぱりアメリカです。
マイインデックスさんの「インデックスファンド ランキング」で純資産総額を確認してみます。
順位 | 銘 柄 | 信託報酬 | 純資産総額 | 運用期間 |
---|---|---|---|---|
1 | SPY(海外ETF) | 0.09% | 79.3兆円 | 31.2年 |
2 | IVV(海外ETF) | 0.03% | 67.6兆円 | 23.9年 |
3 | VOO(海外ETF) | 0.03% | 65.1兆円 | 13.6年 |
37 | VT(海外ETF) | 0.08% | 5.4兆円 | 15.8年 |
49 | スリムS&P500 | 0.0852% | 4.1兆円 | 5.8年 |
61 | オルカン | 0.103% | 3兆円 | 5.4年 |
1位は「ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ」のSPDR S&P500 ETF (SPY)です。
純資産総額が約80兆円と、世界1位のインデックスファンドの貫禄は圧倒的です。
運用期間も30年以上あり、やはりインデックスファンドの本場アメリカの凄さがわかります。
1位から3位までは、いずれもS&P500に連動するETFです。
世界的に多くの人が「S&P500」に投資していることがわかりますね。
逆にアメリカも含めた全世界に投資する「VT」は順位が下がります(37位)。
アメリカでは自国に投資している人がとっても多いということですね。
日本も負けてない!
我らがスリムS&P500とオルカンは49位と61位にランキングされました。
全世界株式の雄、VTを射程圏内に捉えていると言っても過言ではないですね。
特に信託報酬(コスト)では、ほぼ競っていると言っていいでしょう。
今後運用期間が延びて行けば、きっとVTを追い抜く日も来るかもしれませんね。
もしそんなことになったら、昔から資産運用している人(私もですが)にとってはとんでもないことです。
リレー投資なんてのがあった。
今さら昔の話をするのもなんですが、以前は「リレー投資」をやっている人がいました。
私はやったことがないんですが、以前は有効な戦略だと考えられていたのです。
リレー投資とは、どんな投資方法かと言うと、
- 毎月の積立は便利は国内投資信託を使う
- 先進国株85%、新興国株10%、日本株5%で疑似全世界株を作成
- しかし国内投資信託は以前は高コストだった
- 先進国株で0.5%、新興国株では1%の信託報酬なんて当たり前だった
- なのである程度の金額が貯まったら国内投資信託を売却
- 売却した資金でコストの極めて低い「VT」を購入
「現金➡国内ETF➡売却、ドル転➡海外ETF購入」と資金をリレーしていくので「リレー投資」と呼びました。
そのぐらい国内投資信託と海外ETFのコストに差があったということです。
すなわち、国内投資信託の質が悪かったということです。
リレー投資する必要が無くなった!
今はこのリレー投資なんてしている人はいないんじゃないですかね?
もちろん本場アメリカの優秀はETFを「直接」購入している人はいます。
リレー投資するためには、円をドルに換えて、海外口座でアメリカ市場で指値で(成り行きでもいいですが)ETFを買う必要があります。
以前は、そんな手間暇と手数料を掛けても、国内投資信託で長期保有するよりも有利だったので、海外ETFへリレーするリレー投資が成立していました。
今はそんな必要が無くなったほど、国内の投資信託の「質」が向上したということです。
長く資産運用を続けている人ほど、最近の日本の投資環境の変化(改善)は素晴らしいと思っているのではないでしょうか?
新NISAも素晴らしい制度
2024年1月から開始された「新NISA制度」もとても素晴らしい制度です。
特に今までは5年や20年といった非課税期間が「無制限」になったこと。
そして限度額が一気に「1800万円」まで拡大されたことが、とても評価できます。
イギリスのISA制度を見習って
日本の新NISA制度はイギリスの「ISA」制度を見習って制定されています。
⇧NHKから拝借。
年間の投資枠の額(360万円)や非課税期間は、本場のISAと同等のものになっています。
あとは限度額ですね。
(イギリスは限度額は無制限!!)
改善に期待!!
私は、日本の新NISA制度はまだまだ過渡期だと(勝手に)思っています。
今後さらなる改善がなされると思いますが、いかがでしょうか?
1800万円という非課税限度額は、投資をこれから始める人にとってはかなり大きな額に思えるかもしれません。
しかし、資産運用を長くやっていると1800万円という額は決して大きなものではありません。
ですので次の改善点としては、当然この非課税限度額の拡大を希望します。
私の考えとしては1億円までは非課税でよいのではないでしょうか?
その代わり現在約20%の金融所得課税を、一気に50%程度まで増税する。
私をはじめとする庶民は、非課税枠が1億円あればなんの問題もありません。
反対に、数億から数十億といった巨額の資産を持っている超富裕層からの徴税を拡大すれば、格差が縮小されたり、金持ち優遇とかという政策からの脱却が出来るのではないでしょうか?
投資を始めるには良い環境
とにかく私が本格的に投資を始めた15年くらい前に比べて、今の投資環境は各段に良くなっています。
特に新NISA制度及びオルカンをはじめとした優秀はファンドには、驚きを禁じえません。
日本もここまで来たか!!
これから投資をはじめる初心者の方が羨ましいです。
それぐらい今の日本の投資環境は良くなっています。
このチャンスを逃すのはもったいなので、まだの人はぜひ「新NISAをオルカンで」始めてみませんか?!
投資信託を売る時に必要だった「信託財産留保額」はどこへ行ったんですかねw??
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