日本の金利も1%を超える?無リスク資産は個人向け国債変動10で決まり!

債券投資のすすめ
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最近日本の金利も上昇傾向です。

日銀の副総裁が「マイナス金利の解除」について言及してニュースになりました。

これまでは「日本の金利は永遠に上げられない」なんて言われた時期もありましたが、やっとまともな金融政策が打てる兆しが出てきたようですね。

日本の10年債金利も上昇中

日本10年債の金利です。

2016年から2022年まで金利0%あたりを上下しているのがわかります。

それが2022年以降、現在まで上昇傾向です。

このまま上昇して1%を越えれば、2012年以来12年振りとなりそうです。

個人向け国債の金利も上昇中

この金利の上昇によって投資妙味が出てきていると思うのが個人向け国債です。

金利0%の影響で個人向け国債の利率も下限である0.05%に張り付いていました。

しかし最新(2024年2月現在)の利率は最高で0.49%!!

しかも「変動10」の場合は変動金利を採用しているので、半年ごとに利率は改訂されます。

今後、もっと金利が上昇していっても個人向け国債変動10年なら追いついていってくれます。

銀行の定期預金と比べてみても!

固定金利である「固定5」と主要銀行の5年定期預金金利を比較してみました。

⇧固定5の間違いです;;

100万円を5年間預けた場合で計算しています。

しかも受け取り利子の合計については固定5は単利で、主要銀行は複利で計算した結果です。

それでもこれだけの差があります。

もし、これらの銀行で定期預金を組んでいる人がいたら、すぐに「固定5」に変更することをおすすめします。

個人向け国債はかなり優秀な商品

あまり知られていない個人向け国債ですが、実はかなり優秀な金融商品です。

一番のポイントは元本割れがないこと。

債券は元本割れがある商品

本来「債券」に投資をすると、日々利回り(金利)と価格が変動します。

画像はアメリカ10年国債の利回り(上)と価格(下)のチャートです。

債券の利回り(金利)が上昇すると、債券価格は下落します。

この1年間で見てみると利回りが14.13%上昇したことにより、価格は0.11%下落しています。

毎日価格が変動しているのです。

すなわち債券は本来元本割れがある商品なんです。

個人向け国債変動10は価格の変動なし!

対して日本の「個人向け国債変動10」は変動金利型なのにも関わらず、利回りを相対的に低くすることにより(基準価格×0.66)価格変動のない商品にしています。

個人向け国債を買ったあとに急激に日本の金利が上昇したとしても、価格はそのままで金利だけ上昇することになります。

これはかなりお得なことなんです。

中途換金しても元本割れなし!

1年以上経過していると中途換金が可能になります。

その際に一定の金額が差し引かれて換金されますが、それまで受け取った利子と合わせると実質元本割れしません

無リスク資産の置き場に最適

実はおすすめ商品である個人向け国債の使い方を考えてみましょう。

固定5、固定3

固定金利型の「固定5」「固定3」は、主要銀行の定期預金に比べてかなり高い金利です。

しかも銀行の場合は預金保険の対象は「1000万円+利子」だけ。

それ以上の預金がある場合は、複数の銀行に分けて預金しなければなりません。

対して個人向け国債は、日本政府が元本と利子を保証する商品です。

どちらが安心なのか?

今までに銀行が破綻した例はかなりあります。

主要都市銀行だからと言って安心してお金を預けられるわけではありません。

変動10

変動金利型の「変動10」は、資産運用をしている私たちの無リスク資産の置き場としてピッタリだと思います。

特に今後金利の上昇が見込まれるのなら、変動金利型の「変動10」は何もしなくても金利の上昇に付いて行ってくれます。

海外債券に比べると金利が低いと思う人がいるかもしれませんが、為替の影響を受けることなく債券が持てるのはかなり魅力的です。

私は今まで最低金利である0.05%だったので購入していませんでしたが、今後継続して金利が上昇するなら海外債券から個人向け国債変動10に資金を移動させようと思います。

オルカン50、個人向け国債50もあり!

投資初心者の人には「オルカン50:現金50」のポートフォリオをオススメしています。

この現金部分を「個人向け国債変動10」に変えるのもオススメですね。

極めてシンプルなポートフォリオです。

何よりも購入する商品を「オルカン」と「個人向け国債変動10」と決めておけば、おかしなゴミ商品を掴まさせることもありません。

オルカンと個人向け国債のみを保有してじっとしている人は、かなり負けにくい手強い投資家と言えます。

ポートフォリオに悩む場合は検討してみてはいかがでしょうか?

最後に

運用している資産が増えれば増えるほど、価格が変化しない無リスク資産の重要性は増していきます。

銀行などでは短期間で高金利を付与する預金キャンペーンを実施していますが、あれこれ悩んで資金を移動させるくらいなら、無リスク資産は「個人向け国債のみ」と決めてしまえば気が楽です。

この個人向け国債は、SBI証券と楽天証券などのネット証券で購入できます。

SBI証券では個人向け国債の購入キャンペーンを定期的に実施していますので、一度債券欄を覗いてみてください。

ごましお
ごましお

個人向け国債は1万円から買えます。オルカンと一緒にコツコツ積み立てもありかも?

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